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龍が如く8

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ゲーム概要

「龍が如く8」は、2024年1月26日にセガより発売されたドラマティックRPG。龍が如くシリーズのナンバリングタイトル第八作目となる。バトルは前作「龍が如く7」同様にターン制のコマンドバトル形式だが、本作では「新ライブコマンドRPGバトル」に進化を遂げ、戦闘中にキャラクターを移動させることで敵へのバックアタックや仲間との連携攻撃が可能になった。

あらすじ

2022年、元極道者の社会復帰を進めるために春日一番はハローワークの契約社員として奔走する日々を過ごしていた。しかし、ネットに投稿された一本の中傷動画によって春日達は再び居場所を失ってしまう。そんな中、春日一番は亡くなったとされていた自分の母親がハワイで生きているという知らせを受ける。母親に会うため、春日はハワイに向かうことを決意する。その後、数奇な巡り合わせで再会を果たした春日一番と桐生一馬は、日本とアメリカを巻き込む巨大な陰謀へと立ち向かうことになる。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

OPTIONボタン→セーブ/設定→操作説明で確認できます。

細かくボタン割り当てが可能

ポイント

  • カメラ感度やバトルスピードの調整も可能です。

ゲーム難易度の変更方法

難易度の設定項目はありません。※但し有料のDLCを別途購入すれば2周目からは難易度変更が可能です。

序盤攻略のヒント

街に落ちているアイテム(宝箱)は積極的に取得する

街の路地裏にはトランクなどが落ちており、回復アイテム・換金アイテム、時には装備品などを入手できます。また、公園などの草むらで入手できるハーブは、全体回復アイテムに加工できます。強いボス戦などに備えて、普段からこまめに拾うようにしましょう。

路地裏などは積極的にチェックしよう

絆イベントは積極的に見る

マップ上に配置されるハートアイコンの場所に行くと、パーティーメンバーとの会話ができ絆が深まるだけでなく、キャラクターのプライベートを垣間見る事ができます。絆が一定上深まると、拠点で絆ドラマを見れるようになり敵が倒れた時に追撃してくれるようなったりとバトルをかなり有利に進められるようになります。

ハートマークアイコンの場所には積極的に行ってみよう

装備品の見直し、改造は積極的に行う

ストーリーを進める上で推奨レベルや装備品のランクを表示してくれる時があります。それに従ってレベルや装備を整えて進めた方がストレスなく敵と戦えます。更に装備品の強化や作成も適宜行った方が良いです。但し、装備品のランクが低いうちは装備品強化アイテムやお金がもったいないので+10程度の改造(改心率アップなどの効果を付与できる刻印が一つ設定できる)にとどめておく方が良いです。

武器改造はバトルを有利に進めるために必須!

サブクエストの進め方

アイコンで場所が明示されるサブクエストだけでなく、特定の場所に行くと始まるサブクエストや、機能解放を伴うストーリー上必須のサブクエストなども存在します。

  • タッチパッドボタンを押してマップを開き、吹き出しアイコンを探す。
  • 現地に行って、クエストを受注する。
  • オプションボタンを押してToDoを開き、受注したクエストを選択して追従する。
  • タッチパッドボタンを押してマップを開き、目的地を確認する。
  • 目標を達成する。
  • 依頼者に報告すると報酬がもらえる。

ファストトラベルの方法

  • タッチパッドボタンを押し、マップを開く。
  • 移動したいエリア付近のタクシーアイコンにカーソルを合わせ、□ボタンを押す。
  • ×ボタンを押す。
  • 料金を確認して「はい」を選択する。
  • ファストトラベルが完了します。

ムービースキップ方法

オプションボタンを押してから×ボタンを押すとムービーをスキップできます。

全体マップ紹介

横浜・伊勢佐木異人町

ハワイ

神室町

レビュー

オススメする点

  • 春日一番ファンはもちろん、桐生一馬ファンも納得の濃厚ストーリー
  • 仲間やシリーズの登場人物の背景描写などがわかるコンテツが魅力的
  • やり込み要素や豊富なコンテンツで100時間以上は遊べる
  • 春日一番ファンはもちろん、桐生一馬ファンも納得の濃厚ストーリー

春日一番の真っ直ぐで熱いハートは仲間はもちろん、時には敵にでさえ勇気づけたりするキャラクターは本作のストーリーでも健在です。英語も話せない状態で完全アウェイのハワイでも春日一番の魅力に気が付けば、沢山の仲間や支援者が集まっていました。抜けたところがあるが故にクスッと笑ってしまう場面から感動する場面までゲームクリアまで終始感情を揺さぶられっぱなしで、没入感の高いまるで映画のようなムービーも相まって続きが気になりなかなか辞めどころがなく一気にクリアまでプレイしてしまいました。更に本作ではダブル主人公性が採用されており、桐生一馬視点では異人町と神室町でストーリーが展開していきます。シリーズ作品が進むとともに年を重ねてきた桐生一馬ですが、その一本芯が通った曲がっとことを許せないキャラクターは正に漢の中の漢で、守りたいもののために全力で戦うカッコいい姿は本作のストーリーにおいても一切のブレがありません。そんな桐生一馬の総決算とも言っても良い作品に仕上がっており、桐生一馬ファンであれば必ずプレイしてほしいストーリーになっています。

ちょっと抜けた所はあるが熱い男「春日一番」
追い込まれた状況でも仲間を守るために立ち向かう漢の中の漢「桐生一馬」
  • 仲間やシリーズの登場人物の背景描写などがわかるコンテツが魅力的

仲間キャラと一緒に戦闘したり、会話やプレゼントをすることで絆が深まり、絆レベルが10上がるたびに全5話の絆ドラマが見れます。絆ドラマでは各仲間が密かに抱えている悩みやトラブルを主人公との絆で解決するといった内容になっており、仲間キャラの普段は見せない一面や本音が見れたりするので、各キャラの設定の深掘りができ感情移入が高まるとても素晴らしいコンテンツになっています。また、春日一番はハワイで様々なNPCとサブクエストを通じて交流していくのですが、さすが龍が如くシリーズといった感じの個性的なキャラクターが登場します。一方、桐生一馬は日本で過去シリーズに登場したキャラクターに関連するようなサブクエストができるようになっており、時の流れとともに各キャラクターがどのように時間を過ごしていたかを見ることができ、シリーズファンは歓喜するようなコンテンツが用意されています。

仲間と絆を深めると特別なドラマ(全5話)を見れる
  • やり込み要素や豊富なコンテンツで100時間以上は遊べる

メインストーリーだけでも相当のボリュームがありますが、それに加えて単純なお使いでは無い作り込まれたサブクエストやアクテビティ(カラオケ、ゲームセンター、ダーツや制限時間内に食べ物をデリバリーするゲームなど)もたくさん用意されています。更に本作には、単品で発売しても良いのではと思えるほどやり込めるコンテンツがいくつかあり、例えば木や石などの基本素材を集めて、家具などを作って配置して街づくりをしていくといったスローライフ・サバイバルクラフトのようなコンテンツ「ドンドコ島」や、仲間にしたスジモン(敵)で3対3のバトルを行うまるでポ◯モンバトルの様なコンテンツ「スジモンバトル」が用意されています。「ドンドコ島」は寂れた島を一大リゾート地にすることで金策になったりとゲーム本編を進めるうえでも役に立つコンテンツです。スジモンバトルでは四天王戦が用意されており、レベル制限があるためレベルでゴリ押しできない仕様になっていて、属性相性などを考えながら戦う戦略的なバトルが楽しめます。またガチャでスジモンを獲得できる要素もあるので、ガチャガチャやコレクションが好きな方には最高のやり込みコンテンツになっています。

何とサバイバルクラフト要素もあります!
スジモンバトルには属性相性もあるので、まるでポ◯モンバトル!?
一歩間違えば一気に追い込まれる戦略性の高いバトルが楽しめる

注意する点

  • ストーリーを進める上で、度々レベル上げが必要になる
  • 長いムービーや会話が多いので、ある程度時間を確保してプレイする必要がある
  • シリーズ作品(特に龍が如く1と7)をプレイしていないと没入できない
  • ストーリーを進める上で、度々レベル上げが必要になる

ストーリーだけを進めようと思っても推奨レベルや装備ランクに届かず、レベル上げが必要になる場面が度々ありました。その度に雑魚敵を倒しに行ったりして推奨レベルまでレベル上げをする必要があり、ストーリーだけをサクサク進めたいと考えている人はテンポが悪いと感じるかもしれません。また、潜入系のミッションだとある程度進めてところにあるチェックポイントでしかセーブができない上に、ミッション中にレベル上げができない仕様(基本的に雑魚敵が再沸きしない)なのでボスが倒せないなどで行き詰まってしまうと、潜入前まで戻ってやり直す必要が出てきます。そのため、手戻りの時間が無駄になるというのもありますが…私の場合はセーブデータを分けていたので事なきを得ましたが、もしもセーブデータを分けていなかったら、最悪詰む可能性もあるのでは…?トラブルにそなえて、セーブデータは分けておくことをおすすめします。

推奨レベル、推奨装備以下での挑戦は苦戦する
  • 長いムービーや会話が多いので、ある程度時間を確保してプレイする必要がある

シリーズ通しての特徴とも言えますが、ストーリーを進めているとムービーを見てるだけの時間や文章量の多い会話文を読んでいる時間がプレイ時間を占める割合が多くなっています。そのため、終始濃厚なドラマや映画を見ている気分になります。更に、一つ一つのムービーに結構長さがあるので、空き時間に少しだけストーリーを進めようと思っていても思ったよりもムービーが長くて辞めどころがなくなってしまうなんてことが結構ありました。特にハワイに到着するまでのオープニングからの数時間はチュートリアルの意味合いもあり行動範囲も制限され自由度も低く、ただ見ているだけという状況になるので、早くバトルを楽しみたいと思っている方はフラストレーションを感じるかもしれません。

ドラマチックなムービーはかなりのボリュームがある
  • シリーズ作品(特に龍が如く1と7)をプレイしていないと没入できない

前作である龍が如く7の約3年後が舞台になっていることもあり、前作の知識は必須です(7外伝もプレイしているとより深く没入できます)。特に説明もなく前作の仲間が登場しますし、そもそも春日一番のキャラクターや置かれている状況(東城会と近江連合が解散した)などについても詳しく語られることはありません。そのため、少なくとも7についての知識が無いと感情移入は難しいと思います。また、メインストーリー以外でも桐生一馬と過去作品で関わったキャラクターたちとのやりとりに関連するコンテンツが多数登場するので、龍が如く1を中心に全ての作品をプレイしてから本作を遊ぶ方が楽しめると思います。

龍が如く7の3年後を描く完全続編になっている
過去作品を振り返るようなコンテンツがある

プレイ環境

PS5

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 4,000円
※2024年4月29日時点

メインストーリーのクリア時間

約55時間
※主要なサブクエストを含む

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

シリーズファンなのでストーリーはもちろん、桐生さん絡みのサブコンテンツは時には涙しながら心底楽しむことができました!ナンバリング8作目ということもあり、桐生さん同様に私自身も初めてプレイした時よりだいぶ歳をとりました。龍が如くシリーズと出会い(3が出たタイミングで1から全部一気にプレイした)、プレイしていた時期がちょうど色々な壁とぶつかる時期だったので桐生さんの困難に立ち向かう姿や魂のこもった言葉に勇気づけられ頑張れたという思いもあり、桐生一馬の総決算とも言える本作をプレイできて感無量という感じです・・・。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

7から継承されたコマンドバトルが進化し、一定距離内で自由に移動させながら戦うことができるようになったことで、敵をまとめて範囲に入れて攻撃したり、敵の背面に移動して攻撃したり仲間との連携で一気に高ダメージを与えられるようになり爽快感が大分増していると感じました。また、桐生さんと春日を筆頭にシリーズ過去作に登場したキャラクターがオールスターで登場するストーリーは感動とドラマの連鎖で目が離せず、龍が如くシリーズ愛にあふれた作品になっていると感じます。仲間たちのキャラクターを掘り下げる絆イベントなども出来が良く、必見です!桐生さんの歩んできた道は困難と絶望ばかりでしたが、その軌跡が色んな人を結んで絆を作り上げ、多くの人を救いました。その生き様こそが正真正銘の極道だったのだと感じて、ただ痺れるばかりです。

公式サイト

龍が如く8

8.5

グラフィック

8.5/10

自由度

7.5/10

ボリューム

8.5/10

ストーリー

9.5/10

オリジナリティ

8.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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