目次
【ゲーム概要】
『GREEN HELL』とは、2021年2月10日にNintendo Switch用のDLソフトが発売されたFPSのオープンワールド型サバイバルアドベンチャー。物語の舞台はアマゾン熱帯雨林の奥地。主人公・ジェイクと、その妻・ミアはこの地の先住民の部族について調査しようとするが、とある出来事をきっかけに離れ離れになってしまう…。プレイヤーは獰猛な肉食動物や毒性のある植物などさまざまな危険が蔓延るジャングルの中でサバイバルテクニックを駆使し、生存と脱出を目指すことになる。
【オープンワールドゲームプレイ動画】
【基本操作】
「+ボタン」→「オプション」→「コントローラー」でコントローラーの操作方法を確認できます。
MEMO
- オプションの「コントロール」でカメラ感度などを調整できます。
【ゲーム難易度の変更方法】
ゲームの難易度は途中で変更できませんので、ゲーム開始時に難易度をしっかり選択する必要があります。例えば、一切攻撃を受けず、ステータス異常がない初心者向けモード「観光客」やガチガチのサバイバルが楽しめるモード「緑色の地獄」などがあります。なお、細かく難易度を調整できる「カスタム」モードもあります。
MEMO
- カスタムモードで自分好みの難易度で遊ぶことができる。
【小さな火の起こし方※チュートリアルの進め方】
- 十字キーの下ボタンを長押しし、リングメニューを開き「ノート」にカーソルを合わせて開きます。
- ノートの端に貼ってある付箋の絵柄を見て、「火」のアイコンのページを開きます。
- 必要な素材を確認した後、Lスティックを動かしてノートに描かれた焚き火のイラストにカーソルを合わせ、Aボタンを押します。
- すると焚き火の配置モードになるので、Aボタンを押して配置する場所を確定します。(オブジェクトが赤くなる場所には配置不可)
- テントの近くに落ちているマチェットにカーソルを合わせてAボタンで拾います。
- ZRボタンを押して近くの木を伐採します。
- 伐採してできた丸太や棒にカーソルを合わせてXボタンを押し、「収集する」を選択することで、焚き火に必要な素材である棒や小さい棒を入手できます。(※地面に落ちている棒を直に拾うことでも素材を集められます)
- 建設予定地まで戻り、必要な素材をAボタンで入れていきます。
- 必要素材を全て入れることで自動的に完成します。
- ふたたび十字キーの下ボタンを長押しし、リングメニューを開き「ノート」にカーソルを合わせて開きます。
- ノートの端に貼ってある付箋の絵柄を見て、「製作」のアイコン(手に棒をもっているイラスト)のページを開き、「ハンドドリル」を作るために必要な素材を確認して素材を集めます。
- 十字キーの下ボタンを長押ししてリングメニューを開き「製作」にカーソルを合わせて開きます。
- 十字キーの左右ボタンを押してリュック内の収納カテゴリから「ロープ」のアイコンを選択します。
- Lスティックを動かして必要素材の上にカーソルを合わせてXボタンを押し、「製作する」を選ぶと「製作テーブル」の上に素材を置く事ができます。
- 必要な素材がすべて「製作テーブル」の上に置かれると、「製作する」というボタンが表示されるようになるので、Rボタンを押して製作します。(この手順で「ハンドドリル」が作成できます。)
- 続いて、「燃えさし」の素材が必要なので探索して入手します(キャンプ付近の倒木の上に鳥の巣が落ちているため、それを拾うと楽だと思います。なお、カーソルを合わせてAボタン長押しで拾えます)。
- 先ほど設置した焚き火の近くまで移動して、十字キーの下ボタンを長押ししてリングメニューを開き「バックパック」にカーソルを合わせて開きます。
- 「ハンドドリル」にカーソルを合わせて「使う」を選択すると手に持つことができます。
- 「鳥の巣」にカーソルを合わせて「使う」を選択すると 「燃えさし」を作成できます。
- 「燃えさし」を持って焚き火の近くに行き、Aボタンを押すことで火を点けることができます(「燃えさし」は時間経過によって消失してしまうので、焚き火の近くで燃えさしを作ると失敗しづらいと思います)。
- 火を起こすことができました!
【アイテム製作の手順】
- 下ボタンを長押しし、リングメニューを開き「ノート」のカーソルを合わせて開きます。
- Lスティックで作りたいカテゴリのページを開き、必要な素材を確認します。
- 必要な素材に近付いて、Aボタンで採取します。
- 十字キーの下ボタンを長押ししてリングメニューを開き「製作」にカーソルを合わせて開きます。
- 十字キーの左右ボタンで素材カテゴリを選択し、Lスティックで必要な素材にカーソルを合わせてXボタンを押して、「製作する」を選択すると作業台に素材が追加されます。
- 必要な素材が全て作業台にある状態でRボタンを押すとアイテム製作を開始できます。
【建築の手順】
- 下ボタンを長押ししてリングメニューを開き「ノート」にカーソルを合わせて開きます。
- Lスティックで作りたいカテゴリのページを開き、必要な素材を確認したあと建築物の絵の上にカーソルを合わせてAボタンを押します。
- Lスティックで建築したい場所を決めます。※赤色で表示される場所には建築できません。
- 必要な素材を採取して、Aボタンで入れていきます。
- 必要な素材を全て入れると、自動的に建築物が完成します。
MEMO
- マウス操作を想定したUIなのでSwitchのコントローラーでは慣れるまで時間がかかりました。
【セーブのやり方】
- 小屋を建築します。
- 小屋の中央当たりに視点を合わせるとセーブアイコンが表示されるので、Aボタンを長押しします。
【チュートリアルのスキップ方法】
チュートリアル中に「+ボタン」→「チュートリアルをスキップ」でチュートリアルをスキップできます。
【全体マップ紹介】
【レビュー】
オススメする点
- 攻略情報を一切見ずにプレイすればガチサバイバルを楽しめる
- 自分好みの難易度に調整できる
- サバイバルゲームなのにストーリーも楽しめる
- 攻略情報を一切見ずにプレイすればガチサバイバルを楽しめる
空腹に耐えかねて倒木に生えているキノコが安全か分からないままに口にしてみたり、喉を潤すために明らかに汚れた川の水を飲んだり。ジャングルの厳しい環境の中では謎の虫に噛まれて湿疹が出たり、毒蛇や毒蛙に遭遇したりと様々なトラブルに見舞われます。どうやって身を守れば良いのかすら分からず、なすすべなくゲームオーバーになってしまうことも…。しかし、あえて攻略情報を見ずに手探りで始めることで、アマゾンでのガチサバイバルを体験できました。その上本作にはオートセーブ機能がないので、最初はセーブができず死亡するたびに初期地点からやり直しという結構な鬼畜仕様。ですが何度もやり直していくうちに徐々に操作やシステムに慣れていき、燃えさしから焚き火をつくったり、椰子の葉を集めて屋根を作り、雨が降っても焚き火の炎が消えないように工夫できるようになりました。そして簡易的にではありますが拠点が無事に完成してセーブができた時にはすごい達成感があり、しかも暖をとりながら捕まえたアロワナの肉を焼いて食べたあと小屋でぐっすり眠れたときにはもはや感動してしまいました…!笑
- 自分好みの難易度に調整できる
いきなりアマゾンでのサバイバル生活が不安という方にも、安心してストーリーを楽しめる「観光者」モードが用意されています。そしてもちろん、この手のサバイバルゲームが得意という方には厳しい環境を心ゆくまで味わえる「緑色の地獄」モードがあります。また、難易度を細かく調整できるカスタムモードもあるので「肉食動物や、クモやヘビなどの気持ち悪い生物とは戦闘したくない…。だけど食糧や水などに関してはガチのサバイバル体験がしたい!」といった細かなプレイヤーの希望に応じて微調整ができます。
- サバイバルゲームなのにストーリーも楽しめる
洋ゲーによくあるような、そのまま直訳したような日本語字幕ではなく、違和感がない丁寧な翻訳なので自然とストーリーに引き込まれました。物語は主人公・ジェイクとその妻・ミアが未開のアマゾンで先住民の調査を行うところから幕を開けます。とある出来事をきっかけに2人ははぐれてしまい、先住民たちの村を調査しながらミアの足跡を追って少しずつ謎を解明していくのが楽しいです。緊迫感のあるオープニングムービなど続きが気になるストーリー展開が面白くて、どんどん進めていくことが出来ました。
注意する点
- マウス操作前提のUIが分かりにくい
- チュートリアルが不親切
- 発疹や吐くなどの描写がある
- マウス操作前提のUIが分かりにくい
Lスティックをマウスのように操作するのですが、ノート(レシピ)をカテゴリごとに確認する時やカバンの中の素材や食べ物をつかむ際にカーソルがなかなか思うように合わずに苦労しました。また、下ボタン長押し→リングメニュー開く→鞄や作業台を開く→素材や斧をXボタン(右クリックのようなイメージ?)で選択して作業用テーブルに乗せて製作したり、装備する といった操作感にも慣れるまで時間がかかり、どんどん体力が減って行くというサバイバルという状況下の焦りもあり誤操作を連発してしまいました…。また、落ちてる素材を拾ったり建築物に素材を入れる際にカーソルを合わせるにもコツがいると感じました。ただ、建築時の残りの必要素材の見え方は視覚的に分かりやすくて良かったです。
- チュートリアルが不親切
チュートリアルでハンドドリルを作ることになるのですが、必要な材料の表記がわかりくくて苦労しました(1個だけ使う場合、素材の横に個数の表記が無いため戸惑いました)。ハンドドリルが完成した後には「燃えさし」の材料(鳥の巣や枯葉など)集めが待っていて、どこにあるのかが分からず迷いましたし、そのあと燃えさしをハンドドリルとどう組み合わせて使うのかが分からず30分くらい悩んでしまいました…。素材と道具を合わせる位置がテキストと重なっていて見えないこともあって火起こしがやりづらく、更にそれを焚き火の位置まで持って移動するという仕組みのが分からず一回そのまま火が消えてしまい、失敗しました…。折角燃えさしを作っても時間でその火種が消えてしまうというのも妙にリアルですwまた、無線会話のタイミングを逃したままキャンプ地に入ってしまうと、次の会話がいつまでたっても始まらずチュートリアルが進まなくなってしまうバグ?がありました(※ただ、チュートリアル自体はいつでもスキップできます)。
- 発疹や吐くなどの描写がある
全体的なグラフィックの質はそこまで高くなくて、オープニング後に女性らしき存在が視認はできるものの画像が粗すぎて分かりづらかったり。グラフィックに関してはスイッチの平均よりやや下程度のレベルだと感じました。その一方で、虫に噛まれた際の発疹の描写や、変なものを食べた時に吐く描写は結構リアルです…。最初見たときは、ちょっと体が痒くなる感じや気持ち悪い感じがしました笑。なお本作にはキャラクターのステータスとして「正気度」という概念が登場しますが、気味の悪い出来事が起きる度にプレイしている自分も正気度が下がっていくような感覚です笑(ただ、プレイする内に「あ、またヒルに血を吸われてるのか、さっさと剥がそう」みたいな感じでどんどん慣れてきます)。こういったグロテスク表現が苦手な方や、そしてジャングルにずっと居ることになるのでヘビや蛙やクモなどの虫が苦手な方、そして状態異常時に画面が揺れるため画面酔いしやすい方は注意が必要だと感じました。
プレイ環境
Nintendo Switch
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 2,499円
※2021年2月22日時点
【夫婦コメント&評価】
夫コメント
ストーリーが作り込まれていて、先の展開が気になりながらプレイできました。状況が安定してくるとゲーム開始当初の手探り状態で熱帯雨林を歩き回るという緊張感は薄れてくるのですが、その「安定」まで持ってくるのがプレイヤーの腕の見せどころといった感じで面白く、とても楽しめました。グラフィックに関してはSwitchの限界という感じでしょうか、特に遠くにあるものや人などの表現があまく、近くの草や岩も美麗とは言い難いです。グラフィックがもっと綺麗だったら、より一層没入感が上がっていたのではと思います。また、クラフトや建築をはじめとしたUIがマウス操作のPC版からそのまま移植したような感じでSwitchのコントローラーだと慣れるまで時間がかかります。ゲームパッドでの操作を考慮したUIに変更されていたらもう少しとっつきやすかったかなと思います(特にチュートリアル中の説明で日本語的に簡略化されていて曖昧な部分があり行き詰ってしまうことがあったので、チュートリアルがこのゲームの一つの難関になっているかもしれません)。なお、レシピは原住民の村などで実物を見て主人公が発想することで覚えていくという流れになっていて、そのシステムにオリジナリティを感じました。
妻コメント
危険なアマゾンの奥地から無事に生還するためには、雨風をしのげる場所も料理も、水のろ過装置でさえ自分自身で作る必要があります。そんな何一つ頼れるものが無い状況でパートナーと離れ離れになった主人公の孤独感を、徐々に落ちる夕陽と、濃くなる闇のなかで次第に不気味さを増していく熱帯雨林の情景が見事に演出しています。しかしそんな過酷な環境だからこそ、小さな燃えさしから焚き火を作るのに成功したときにはそれが希望の種火にさえ見えて感動してしまい、たとえどんなに簡易的だったとしても、拠点が完成したときのあの、泣きたくなるような達成感に繋がっていると思いました。ジャングルの中では油断は禁物で、「汚れた手で何かを食べた」。「足元を見ずに歩いていた」。そんな小さなことがきっかけで病気になったり、毒蛇に噛まれて怪我をしてしまいます。一瞬たりとも気が抜けない、そんな「リアルなサバイバル」を求めている方におすすめのゲームだと感じました。難易度を設定したり、細かくカスタム調整できるため 気軽なサバイバル体験をしたい方にもおすすめです。