PlayStation 5 PC(Steamなど)

★★★★★
★★★★★

Ghostwire:Tokyo [ゴーストワイヤー トウキョウ]

ゲーム概要

「Ghostwire: Tokyo」は、2022年3月25日に発売されたオープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム。物語の舞台となるのは、大規模な超常現象によって人々の消失した東京。最後の生き残りとなったプレイヤーは謎の魂と手を組み、二心一体となって妖怪や亡霊といった脅威に立ち向かっていく。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

「OPTIONボタン」→「操作方法」で確認できます。

ゲーム難易度の変更方法

「OPTIONボタン」→「オプション」→「難易度」でゲームの難易度を変更できます。

MEMO

  • 「CONTROL」タブではカメラ感度の調整が可能です。
  • 「UI」タブでは字幕のフォントサイズの調整が可能です。※デフォルトでは小さいので1段階あげるのをお勧めします!

序盤攻略のヒント

まずは鳥居の浄化

鳥居を浄化すれば周囲の霧が晴れて、探索できる範囲が広がっていきます。

  • タッチパッドボタンを押して、マップを開きます。
  • 神社アイコンを探して、×ボタンを押してマーキングします。
  • 現地に向かいL2ボタンを長押しして鳥居を浄化します。

サブクエストの進め方

  • タッチパッドボタンを押して、マップを開きます。
  • 緑色の丸アイコンを探して、×ボタンを押してマーキングします。
  • 現地に向かいクエストを受注します。
  • 目的を達成します。
  • 依頼主に完了報告をします。

【ファストトラベルの方法】

  • ストーリー序盤(2時間程度)で訪れる「代山神社」を浄化するとファストトラベル機能が解放されます。
  • タッチパッドボタンを押して、マップを開き移動したい神社にカーソルを合わせ、□ボタンを押します。
  • 「決定」を選択します。
  • ファストトラベルが完了しました!

ムービーのスキップ方法

ムービー中に○ボタン長押しでスキップが可能です。

全体マップ紹介

よく作り込まれた渋谷

レビュー

オススメする点

  • オリジナリティの高い世界観
  • 豊富なやり込み要素
  • スキルを取ればどんどんかっこよくなるバトルアクション
  • オリジナリティの高い世界観

謎の般若面の人物によって引き起こされた大規模な超常現象により、人々が一瞬にして消滅してしまった東京が舞台となる本作。近代的な街並みと妖しい雰囲気ある神社などが融合した、思わずスクリーンショットを撮りたくなる様なオリジナリティの高い世界観が素晴らしいと感じました。妖しい雰囲気をまとった薄暗い街では女子高生風の頭のない妖怪(マレビト)が華麗な足技で攻撃をしてきたり、OLが鉈で斬りかかって来たりとオカルトホラー的要素が強いものの、そんな世界での唯一の癒しとして可愛い猫と犬が登場します。例えば猫又が夜店でたこ焼きを売っていたり、コンビニ店員をしていたりします。また、道端の犬にドックフードをあげると良いことがあったりして怪異まみれの街を探索する間に張り詰めていた精神がほぐされていくような感覚を味わえました。なお東京タワーや渋谷のスクランブル交差点などのランドマークはもちろん、雑然とした地下街や商店街やコンビニにで売れっている焼きとなど細部にまでこだわって作り込まれた街並みは見事で、妖怪がいる世界だと忘れておもわず見入ってしまいました。

雑然とした地下街
細かい部分まで再現されているコンビニ
リアルな?渋谷駅
たこ焼きを売っている猫又
  • 豊富なやり込み要素

ゲーム開始当初は東京全体が霧に覆われているせいで探索できる範囲は限られていますが、ストーリー進捗とともに霧が少しずつ晴れていき、探索できる範囲も徐々に広がっていきます。その度に追加されるサブクエストには結構な数があり、怪しげな民家に潜入するめちゃくちゃホラーで怖い感じのクエストからクスッと笑えるクエストまで幅広く用意されています。また、街中には高所やちょっとした脇道などに形代に吸収できる幽霊が240,300体(一箇所で100から700体ほど吸収できる)いるのでそれを集めたり、隠された貴重品を集めて猫又に納品するクエストもあり、メインストーリー以外にも十分楽しめる要素があります。

クスッと笑えるサブクエストも
幽霊を形代で吸収
貴重品を見つけて猫又に納品
  • スキルを取ればどんどんかっこよくなるバトルアクション

バトルでは、状況に応じて各種元素(風・水・火)を使い分けながら戦います。元素を操る能力はレベルアップ毎に手に入るスキルポイントを振り分けることで連射速度が上がったり有効範囲が拡大し、強くなっていきます。慣れるまで一対一でも苦戦していた妖怪でも、お札で足止めをしたり絶対共鳴(超必殺技)と組み合わせれば殲滅速度が上がり、複数の妖怪を一気に倒せた時には爽快感すら味わえる格好良いバトルが楽しめました。

スキルを取ればバトルアクションが格好よくなる
火属性攻撃で一気に妖怪を焼き払える
お札を使えば妖怪の足止めも可能
超必殺技で敵を一掃できる

注意する点

  • ずっと夜で雨も多いので、オープンワールド感はやや低い
  • 驚かせてくるホラー要素がある
  • メインストーリーのボリュームが少ない
  • ずっと夜で雨も多いので、オープンワールド感はやや低い

ゲームの世界観上、本作はずっと夜でしかも雨天がとても多いです。更にフォトジェニックな場所は多いものの妖怪も蔓延っているので、「東京の街をのんびり探索しよう!」という感じの遊び方は難しいと思います。また、探索できる範囲は鳥居を浄化することで広がっていきますが、一回の浄化で拡大する範囲が拍子抜けするほど小さいので鳥居を浄化→霧が晴れて探索エリアが拡大するの流れを何度も繰り返さないと自由に東京の街を探索できるという状態にはなりません。なお、クリアだけを目指してゲームを進めた場合、解放されていないエリアがまだたくさん残っていました。

大体雨が降っている東京
  • 驚かせてくるホラー要素もある

急に妖怪に襲われたり、幽霊が飛び出してきたり、いかにも何かがいそうな民家や神社仏閣、大きなハサミをもって襲いかかってくる口裂け女、めちゃくちゃ早足で近づいてくる妖怪などなど…想像していたよりホラー要素がたくさんあります。更に恐怖を煽るようなBGMやなんとも言えない幽霊や妖怪のうめき声が聞こえる場所もあり、深夜にプレイしていた私は何度か叫んだり、プレイを中断する事がありましたw 幽霊などの怖いホラー演出が苦手な方は注意が必要です。

驚かせてくる演出が結構ある
  • メインストーリーのボリュームが少ない

メインストーリー(ある程度のサブクエを含む)のクリア時間は15時間程度とやや物足りない印象でした。心情の変化によって形状を変える近代芸術を思わせる部屋など、近代的な街並みと妖しい雰囲気ある神社などが融合した東京の作り込みも含めて演出は素晴らしいと感じましたが、妖怪の種類も少なく、ゲーム中盤からはバトルに作業感が出て来てしまいました。更にボス戦もノーマル難易度の場合、緊張感のあるバトルというよりはイベント戦の様な形式になり、倒し方さえ分かってしまえば強化したスキルなどを実感する事なくあっさり倒せてしまうのでバトルにやりごたえを求める方にはやや物足りないのではと思います。

プレイ環境

PS5

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 5,500円
※2022年5月25日時点

メインストーリーのクリアタイム

約15時間

【夫婦コメント&評価】

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

東京×妖怪の世界観がとても素晴らしく、プレイ中に何度もスクリーンショットを撮りました。オリジナリティの高い本作はもし東京に怪奇現象が起きて一人も人がいなくなったらこうなるだろうなぁという想像を掻き立ててくれる細部まで作り込まれた街並みにどっぷり没入する事ができました。ただ、ストーリーに関してはボリュームが少なく、登場人物の背景描写などがあまり語られないこともあり、演出は素晴らしい一方でそこまで感情移入できませんでした。前日譚となる「GHOSTWIRE: TOKYO – PRELUDE」(ノベルゲーの様な感じ)が無料配布されているので、こちらをプレイすれば少しは本作の背景を理解してゲームをプレイできるかもしれません。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

心優しい主人公の青年とちょっと口の悪いおじさんの幽霊がバディを組んで亡霊や妖怪と戦うオープンワールド型アクションアドベンチャーゲームです。最初こそいがみ合う二人ですが数々の試練を乗り越えていくなかでやがては互いの事を唯一無二の相棒として認め合うようになる過程がエモさ全開で描かれており、此処まで読んで気になった方にはぜひプレイして欲しいです(オタク特有の早口)。また、エモーショナルかつ細緻な情景描写も本作の魅力の一つです。雨の夜道を歩いている時、街灯の周りの雨粒だけが浮かび上がっているように目に映ったり、じめじめと湿った日のアスファルトから漂う、あの独特の雨のにおい…そんな、きっと誰もが経験したことのあるちょっと不思議な感覚を見事に表現していると思います。超常的存在との戦いには霊能力で対抗するなどオカルト要素も満載なので現代日本を舞台にする和風ホラーが好きな方におすすめしたい作品です。

【公式サイト】

Ghostwire:Tokyo

7

グラフィック

7.5/10

自由度

6.5/10

ボリューム

6.0/10

ストーリー

6.5/10

オリジナリティ

8.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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