目次
ゲーム概要
「ドラゴンズドグマ2」は、2024年3月22日に発売されたアクションRPG。広大なファンタジー世界を舞台に、ドラゴンとの因縁を断ち切るべく戦う”覚者”として冒険を繰り広げていくドラゴンズドグマシリーズ最新作。主人公に付き従うサポートNPC「ポーン」を仲間に編成することで、パーティプレイのような冒険やバトルをソロで楽しめるのが特徴。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
OPTIONボタン→System→Options→Controlで基本操作は確認できます。
さらに「ボタン配置設定」を選択すれば、好みに合わせてボタン配置を変更可能です。
ポイント
- OPTIONボタン→System→Options→Cameraでカメラ感度やカメラ距離などの調整が可能です。
ゲーム難易度の変更方法
難易度の設定項目はありません。
序盤攻略のヒント
街を隅々まで探索しよう
街を歩き回ることで発生するサブクエストがあったり、ちょっと目立たない場所にファストトラベルポイント(戻りの礎)があったり、高所に宝箱が隠してあったりするので、街は隅々まで探索することをオススメします。
ポーンは必ず3人連れて行こう
最大3人加えられる仲間(ポーン)は、積極的に雇いましょう。主人公とレベルが離れていると特定のクエストクリア時や自分のメインポーンがオンラインで雇われた際などに獲得できる「R(リム)」を消費しないと雇えませんが、主人公レベル以下のポーンであれば無料で雇用できるので、ある程度レベルが上がったりしたらポーンを雇い直したり主人公とメインポーンのジョブが変わったタイミングなどでポーンの更新をすることをオススメします。
ジョブギルドで積極的にスキルを取得しよう
各ジョブで戦闘していると、経験値と共にジョブポイントが獲得できジョブランク(最大ランク9)が上がっていきます。ランク4程度まで比較的すぐに上がるので、ジョブギルドを積極的に訪れて新しいカスタムスキルやアビリティを取得するほうが冒険が楽になります。
サブクエストの進め方
フィールド上で突発的に発生する緊急クエストなどもあります。
- 街などを移動していると急にNPCに話しかけられるなどでサブクエストが発生します。
- OPTIONボタンを押して、Questを選択します。
- 受注したクエストを選択して、□ボタンを押して優先クエストとして設定します。
- 右スティックを押し込んで、クエストの対象エリアを確認します。
- 対象エリアで依頼内容を達成します。
- 依頼主にクエスト完了を報告すると、報酬がもらえます。
ファストトラベルの方法
ファストトラベルに必要なアイテム「刹那の飛石」は雑貨店で買うと10,000Gとゲーム序盤では特に貴重品です。要所に絞ってファストトラベルを利用したほうが良いです。
- 街の雑貨店やサブクエストの報酬で「刹那の飛石」を入手します。※店の在庫は時間が経てば復活します
- OPTIONボタンを押し、メニューを開き「Item」を選択します。
- 所持品から「刹那の飛石」を選択し、「使う」を選択します。
- 移動したい場所(戻りの礎ある場所)を選択します。
- 「はい」を選択します。
- ファストトラベルが完了しました。
ムービーのスキップ方法
ムービー中に×ボタンを押すと「長押しでスキップ」という表示が現れるので、その後×ボタンを長押しするとムービーを飛ばすことができます。
全体マップ紹介
レビュー
オススメする点
- 個性的なジョブで戦うバトルが面白い
- 独特の世界観で構築された広大なフィールドの探索が楽しい
- 前作から正統進化を遂げたポーンシステム
- 個性的なジョブで戦うバトルが面白い
4種類の基本職「ファイター」「アーチャー」「シーフ」「メイジ」に加えて、上級職が6種類あり、ポーンのジョブとの組み合わせ次第で多彩な戦闘スタイルが楽しめます。「ファイター」は盾でガードしながら戦える近接職。同じく近接職の「ウォリアー」は両手武器を使うため隙が大きくガードもできませんが、タックルで敵の体勢を崩しながらチャージ攻撃で大ダメージを狙えるといった特徴があります。一方、遠距離職としては弓で正確に弱点攻撃ができる「アーチャー」や、多彩な属性攻撃で敵の弱点属性を突きながら戦える「ソーサラー」などが存在します。さらにプレイヤー(主人公)だけが選択できる職がいくつかあり、例えば敵にダメージを与えることができないものの、幻術を使って敵を惑わせながらポーンの戦いを支援する「幻術師」といった他のゲームにはないようなオリジナリティの高い職もあります。
そしてフィールド各地に生息するサイクロプスやグリフィンといった大型の強敵との戦闘では、弱点を暴いてそこを集中的に攻撃したり、隙を見て体に飛び移り、体勢を崩させてから一気に畳み掛けるなど、ポーンと連携しながら戦況に適した技を選択して敵を圧倒していく大迫力のバトルが楽しめます!
- 独特の世界観で構築された広大なフィールドの探索が楽しい
本作には2つの大きな国が登場します。まず「ヴェルムント」は緑豊かな国土と城塞都市が特徴的な人間の王国です。王や貴族たちが住む大きなお城を中心として平民の暮らす街が栄えていて、多くの人々で賑わっています。一方、峡谷地帯にある古代遺跡に築かれた都市「バタル」は獣人の国です。バタルでは災いを呼ぶ元凶としてポーンが嫌われていたりと、独自の文化があります。各国ではその地の文化を反映した服装のNPCが生活をしていて、丁寧に作り込まれた世界観に深く没入できました。また、サブクエストを受注する際なども、受注するためにわざわざ特定の人物に話しかけにいくのではなく、偶然横を通りがかったときに自然と依頼されるような形になっていたりと、没入感を高めるためのシステムにこだわりを感じました。ほかにも、移動中に発見した遺跡でエルフと交流できたり、無数に存在する洞窟を探索すると予想外の場所につながっていたりと、終始ワクワクしながら冒険が楽しめました。クリア後には「強くてニューゲーム」も可能なので、一周目はメインストーリーを重視してプレイし、2周目からは探索を本格的に楽しむといったプレイスタイルもできると思います。
- 前作から正統進化を遂げたポーンシステム
戦闘や採取のサポートをしてくれたりとポーンの基本的な役割は前作から大きくは変わりませんが、AIが高性能になったことで、例えばレンタルした他のプレイヤーのポーンが進行中のクエストに関する知識を持っていた場合には目標地点まで道案内をしてくれたり、他にもフィールドの宝箱の場所を教えてくれたりと進化を感じる部分がありました。本作はじっくり一人でプレイできるゲームであると同時にオンラインでゆるく他のプレイヤーとつながることができ、自分のポーンが雇用先で特定の条件を達成した場合に相手プレイヤーに報酬を渡すことのできる「ポーンクエスト」システムなどがあったり、他人のポーンをレンタルしてお別れする際にはお礼としてアイテムを渡せるなどプレイヤー同士のちょっとした交流も楽しめるようになっています。また、新種族として「獣人」が選べるようになったキャラクリでは顔立ちから体型に至るまで細かく調整しながら自分だけのキャラクターを作ることができ、操作キャラとメインポーンにとても愛着がわきました。
注意する点
- 移動に時間がかかる場合が多いので、移動も冒険と考えられる人向け
- メインストーリーのボリュームが物足りない
- バグなのか仕様なのか不明だが、ストレスを感じる場面がある
- 移動に時間がかかる場合が多いので、移動も冒険と考えられる人向け
ファストトラベル機能自体はあるのですがファストトラベルに必要なアイテム「刹那の飛石」が高額で、ファストトラベルが可能な地点も少ないです(※特定のアイテムを使用することで任意の場所をファストトラベル先として追加することは可能です)。そのため基本的に移動は徒歩orダッシュという事になるのですが、走るとスタミナを消費するため結構すぐに疲れて走れなくなってしまいます。一応、「牛車」を利用すると街と街の間を歩かずに移動できるのですが、道中でモンスターに襲われることがあったりと移動中の敵とのエンカウント率が高めだと感じました。本作は、「ストーリーだけを手早く楽しみたい」という方よりは、移動中にレベル上げをしたりと「移動も含めて冒険」という考え方でゆったりゲームを楽しむプレイスタイルの方に向いているゲームだと感じました。
- メインストーリーのボリュームが物足りない
主要なサブクエストや3時間程度のレベル上げを含めて、クリアまでまでに要した時間は約30時間とやや物足りないボリュームでした。ドラゴンに心臓を奪われ記憶を失った覚者が奪われた心臓を取り戻すために旅に出るストーリーが描かれているのですが、メインストーリーに関するクエストだけを追っているとその中身はほぼ移動とお使い系のクエストをこなすだけで、ストーリーを深掘りするようなムービーシーンなども多くなく、クリア後も謎が残ったままで消化不良を感じます。折角オリジナリティの高い世界観と広大なフィールドがあるのに、物語に活かしきれていない感じがして残念に思いました。ストーリーを味わうためにも、サブクエストも含めてしっかりプレイすることをオススメします。
- バグなのか仕様なのか不明だが、ストレスを感じる場面がある
各クエストのクリア方法に関して一定の自由度が確保されているのは素晴らしい点だと思うのですが、誤操作で重要NPCを殴ってしまったり、潜入ミッションをゴリ押しで進めているとワラワラと現れた兵士たちが襲ってきて牢屋に閉じ込められ、脱出した後も近付いただけで襲ってくる状態になり、なかなかその状態が解消されず街で宿泊すらできない状態になった(街人全員が襲ってくる)ので、野外でキャンプを何度か繰り返してやっと進めるようになったりと、「バグって進めなくなったかな??」と感じる場面がクリアまでに何度かありました。また、クエストに関わるNPCがクエスト中に死んでしまった事に気付けず、クエストが進まない原因が判明するまで1時間程度迷ってしまったりと(「竜の鼓動」という貴重な蘇生アイテムを使用することで進みました…)不親切設計だと感じる部分がありました。
プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 6,500円
※2024年4月9日時点
メインストーリーのクリア時間
約30時間(ストーリー中心にプレイ)
夫婦コメント&評価
夫コメント
序盤が難しく、操作やシステムに慣れるまで時間がかかりました。また、低レベルでボスに挑んでしまったせいで後戻り不可能になりレベル上げもできず詰んでしまったので、最後に休んだ宿屋からやり直さざるをえず、やり直すと2時間前のセーブデータに戻ってしまう事がありました。ですが苦い経験を乗り越えてゲームに慣れてくると、戦闘を中心に楽しくなってきます。
妻コメント
かなり細かく作り込めるキャラクリのおかげで自分のキャラとポーンに愛着がわきやすく、カメラモードがあるためスクショを撮ったりして美麗グラフィックを味わいながら遊べると思います。アクション性の高い戦闘も面白く、ジョブを切り替えながら気に入ったプレイスタイルを探してみたり、いろんな装備を集めてみたりするのも楽しいです。ただ、メインストーリーが思いのほかすぐに終わってしまうのが少し物足りず、さらに、フィールドを隅々まで冒険しなくてもクリアできてしまうなどせっかくの広大な世界が物語に生かしきれていないような勿体無さを感じました。移動については、近年のゲームに求められる”快適なプレイ”とは少し離れてしまっているのですが、そのゲーム性も含めて世界への没入感は高く、地図を何度も開きながら位置や方角を確認して目的地に向かっていく「冒険してる感」というものは存分に味わうことができるので、ファンタジー世界にどっぷり浸かって旅をしてみたい方におすすめします。