目次
ゲーム概要
2024年8月30日に発売された、『スター・ウォーズ』初のオープンワールドゲーム。
あらすじ
ならず者の主人公「ケイ・ヴェス」となって、自由と新たな人生を求める危険な冒険に挑もう。戦闘や盗みの依頼を引き受け、銀河の裏社会を支配する犯罪シンジケートの中でうまく立ち回り、銀河系の最重要指名手配に成りあがろう!
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
OPTIONボタン→「設定」→「操作」→「コントローラーレイアウトを表示」から確認できる。
ポイント
- OPTIONボタン→「設定」→「操作」→「詳細設定」でコントローラー感度の調整などが可能。
ゲーム難易度の変更方法
OPTIONボタン→「設定」→「操作」→「ゲームプレイ」でいつでも難易度が変更可能。
ポイント
- 難易度は「ストーリー」「ノーマル」「チャレンジ」「ハード」の4段階から選択できる。
序盤攻略のヒント
専門家から覚えられるアビリティは積極的に取得する
専門家のチャレンジを達成することでさまざまなアビリティを習得できるようになっています。最大HPが増えるアビリティや、ニックスがトラップを警報器などに仕掛けられるようになるアビリティ、敵に見つかっても一瞬隙を作れるアビリティなどが用意されており、ステルスミッションの攻略難易度に直結するものもあるため積極的に取得していきましょう。なお、アビリティ取得には特定の条件下で敵を倒す事や指定素材を集める必要があります。忘れないためにも「進捗の追跡」機能を使用するのがオススメ。
ブラスターのアップグレードを忘れずに行う
本作のメイン武器はブラスターのみなので、忘れずにアップグレードするようにしましょう。街中やクエスト中に落ちている素材を積極的に取得することをおすすめします。また、ストーリー進捗によって自動的に入手できる素材もあるので、こまめに作業台をしらべてアップグレード可能になっていないか確認しましょう。
サブクエストの進め方
- タッチパッドボタンを押してマップを開き、サブクエストの発生位置を確認し、×ボタンを押してクエストを追跡する。
- クエストの発生位置まで移動し、クエストを受注する。
- タッチパッドボタンを押して、「ジャーナル」タブから依頼された内容を確認し、△ボタンを押して場所を確認する、
- 現地で依頼内容を達成する。
- 依頼主にクエスト完了を報告するとクエストクリア。
ファストトラベルの方法
ファストトラベル機能に解放クエストなどはなく、ゲーム開始直後から使用可能です。
- 主要なロケーションに到達すると自動的にファストトラベル地点が追加される。
- タッチパッドボタンを押してマップを開く。
- 移動したいスポットにカーソルを合わせて、□ボタンを押す。
- ファストトラベルが完了。
ムービースキップの方法
ムービー中に□ボタンを押し、画面に「スキップ」と表示された後に□ボタンを長押しするとスキップできる。
全体マップ紹介
銀河
トーシャーラ星系
レビュー
オススメする点
- 細部まで作り込まれたオブジェクトや臨場感のあるサウンドなど世界観の作り込みが素晴らしい
- 主人公はジェダイではない。スターウォーズの世界に生きる一人にスポットを当てた感動的なストーリー
- 各惑星にそこそこの広さがあり、サブクエストなどを含めるとかなりの時間遊べる
- 細部まで作り込まれたオブジェクトや臨場感のあるサウンドなど世界観の作り込みが素晴らしい
映画にも出てきた惑星「タトゥイーン」や「キジーミ」などが登場し、美麗グラフィックで表現された惑星独自の生態系や、細部まで作られた各オブジェクトによって「スターウォーズ」の世界観が忠実に再現されています。オープンワールドで遊べるということもあって時間の流れを感じる演出にもこだわりを感じ、特にスピーダーに乗って「タトゥイーン」の高台まで登り、遠景で見た際の夕焼けは光と影の演出が恐ろしいほど綺麗で、印象的でした。加えて、メインストーリーに関わる部分はもちろん、行き交うNPCたちの会話に至るまで日本語対応のフルボイスで遊べるので、まるでそこに本物のスターウォーズの世界があるように感じ、没入感が高まりました。さらに各シーンを彩るサウンドは、スタウォーズらしさと新鮮さを感じられるものばかりでした。中でも、トレイルブレイザーで各惑星を離陸した際の演出時に流れるサウンドが素晴らしく、「新しい冒険が始まるんだ」という予感を抱かせるような壮大な雰囲気にテンションが上がりました。
- 主人公はジェダイではない。スターウォーズの世界に生きる一人にスポットを当てた感動的なストーリー
本作の主人公はジェダイではなく、一般人です。そのためフォースで戦ったり、問題を解決したりすることはできません。ですが一般人であるが故にスターウォーズの世界を映画とはまた違う視点から味わうことができ、また、主人公が無法者の道を選ばなくてはならなかった背景描写などもストーリーを進めていくうちに解き明かされていくので、深く感情移入できました。主人公のケイは育って来た環境もあり、誰にも物怖じしない強気な性格ですが、根底には優しさと正義感があるのでゲームのプレイ時間に比例してどんどんその魅力の虜になっていきました。加えて、相棒のニックス(マーカールと呼ばれるかわいい動物)との息のあった連携や言語の壁を超えた掛け合いなども微笑ましく、本作のストーリーをよりいっそう魅力的なものにしていると思います。選択肢次第ではストーリー内容が変化する事もあり、ケイたちが一体どんな結末を迎えるのかワクワクしながらプレイできると思います。物語の核心に迫ると同時に深まっていく絆の描写も見事で、スターウォーズが好きな方なら、最後までプレイすればきっとケイたちを好きになれると思います。
- 各惑星にそこそこの広さがあり、サブクエストなどを含めるとかなりの時間遊べる
メインストーリーのクリア時間は30時間程度ですが、5つの惑星にそこそこの広さがあり、特に惑星「タトゥイーン」には広大なオープンフィールドが用意されているため十分に探索を楽しめると思います。また、宇宙空間にもステーションなどのスポットがあるほか、帝国の「タイ・ファイター」とのシューティングバトルを繰り広げることもできます。加えて各惑星にはサブクエストがかなりの数用意されており、コレクションアイテムを集めるといった単純なクエストから、世界観の補足に繋がるようなストーリー性がある、まるでメインストーリーのように楽しめるクエストもあります。さらにスターウォーズの世界で度々登場するゲーム「サバック」や、競馬のような「ファジアー・レース」を遊べるなどプレイスポットも各地に点在し、スターウォーズファンなら最低でも50時間程度は遊べるような内容になっています。
注意する点
- ストーリーを進める上で終始ステルス行動を強いられる
- 目的地への誘導やギミック解決への誘導がわかりにくい場合がある
- 記事投稿時点では細かいバグがある
- ストーリーを進める上で終始ステルス行動を強いられる
主人公が特殊能力を持たないただの人間という事もあり、敵地に潜入する際などほぼ全てのミッションでステルス行動が基本となっています。(しかも、敵に気付かれて警報を鳴らされたらゲームオーバー…というステルスメインの場面も多々あります)そのため私たちのようにステルス行動が苦手で、この手のゲームを武力でゴリ押しして何とかクリアして来たという方は、特に序盤のゲームに慣れてないうえにアビリティも揃っていない状態の時にかなり苦労するかもしれません。私たちの場合も、ステルスの助けになってくれるアビリティの存在に気付かないまま挑んだメインクエストミッションでは100回以上やり直すというような事もあり、途中で「一生クリアできんかもしれん…」と感じるほどでした。行き詰まった場合は別の潜入ルートがないか探してみたり、メインストーリーだけを追うのではなく、サブクエストなどを楽しみながらステルスの助けになってくれるアビリティを取得できないかなど一旦立ち止まって冷静に考える柔軟性がないと、序盤でプレイを諦めてしまう方も多いのではないかと思います。ゲームに熱中してしまうとなかなか冷静になれないので、その辺りの誘導をゲーム側からしてくれるともっとスムーズに序盤からゲームを楽しめたと思います。
- 目的地への誘導やギミック解決への誘導がわかりにくい場合がある
クエストを追従する事でマップ上に目的地が表示されるのですが単純にミニマップの使い勝手が悪く、目的地の場所が分かりにくいです。そのため「近くにあるはずなのになかなか辿りつけない」事や、「探索エリア内にいるはずなのに、目標の表示が小さすぎてなかなか見つけられない」事などが多発しました。探索も冒険の内として、没入感を高めるためにUI表示を極力簡略化しているのはわかるのですが、そこは迷わせなくて良いのでは?と感じる場面も結構あり、全体的にもう少し誘導をわかりやすくして欲しいと感じました。また、チュートリアルで説明がなく初見で気付くには厳しいと感じるようなギミックや、よじ登れる壁か否かが分かりづらいせいで暫く進行ルートに迷ってしまうことなどもあり、説明不足や不親切な誘導のせいで立ち止まる時間がある部分にストレスを感じてしまいました。
- 記事投稿時点では細かいバグがある
ストーリーの進捗ができなくなるような致命的なバグや強制終了はありませんでしたが、NPCに話しかけるための立ち位置がシビアすぎてなかなか話しかけられないといった事や、ムービー中にしゃべっているはずのNPCが透明になってしまい持っている荷物だけが空中で移動しているといったバグがありました。あとはバグではありませんが、敵対中で「険悪な関係」なっているはずの組織のボスが馴れ馴れしく話しかけてくるような演出がメインストーリー内にあり、その辺りも関係性に応じて演出を調整してほしかったです。
プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 7,800円
※2024年9月11日時点
メインストーリーのクリア時間
約30時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
ステルス行動の強制や、不親切なUI、ミッションの誘導の甘さなど気になる点はいくつかありましたが、スターウォーズの広大な銀河を舞台にジェダイでも、帝国軍でも反乱軍でもなく、何ら特殊能力を持たない一人の人間として生きる事の過酷さと、どの派閥にも属すことなく自由を追い求めていくストーリーは非常に完成度が高く、魅力的でした。ケイ・ヴェスを中心として登場人物たちが言葉や種族の壁を超えた絆で結ばれていく過程も仔細に描かれており、スターウォーズ独特の台詞回しを絶妙に再現する日本語訳と吹き替え声優さんの演技も最高でした。二つの太陽が昇る砂漠の星タトゥイーンや、アキヴァの鬱蒼とした熱帯雨林など各地のロケーションを表現するグラフィックの作り込みも圧巻です。とにかく序盤のステルスミッションがきつく、そこでリタイアしてしまう方が多いのでは…という印象なのですが、ステルス行動に慣れてからはストーリーにのめり込んで一気にクリアできたので、ミッション進行に役立つアビリティなどを確認して優先的に習得していくのをオススメします!
妻コメント
忠実に再現されたスターウォーズの世界を自由に歩き回ることができるので、そこに価値を感じる方にオススメします!カンティーナの床を掃除しているドロイドがいたり、帝国基地でストームトルーパーが業務内容に愚痴を言ってたり、フィールド各地で出会える野生動物を撫でられたり、可愛い相棒のニックスと一緒に各地のごはんを食べることができたりと、そういう細かい世界観の描写がより没入感を高めています。また、バトルシップ「トレイルブレイザー」をアップグレードして宇宙空間で敵とのシューティングバトルが楽しめるので、銀河で帝国軍と追いかけっこしながらバトルしたい欲も満たせます!ミッション内容自体はステルスアクションの強制ばかりで変わり映えがしないというのが本音でしたが、潜入中のひそひそ声で仲間と会話するストーリー演出のおかげでより緊張感が高まり、また、ハッキングアクションの「データスパイク」や「スライス」などで敵の監視をかいくぐりながら扉を開けたり敵地のセキュリティをダウンさせるのもスリルがあって面白かったです。ストーリーに関してもスターウォーズが好きな方ならきっと楽しめる内容になっていると思います。