PlayStation 5 PC(Steamなど) Xbox Series X|S

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キングダムカム・デリバランス II

ゲーム概要

中世ヨーロッパが舞台のアクションRPGシリーズ第2作目。

あらすじ

平凡な若者・ヘンリーは、最愛の両親を奪った仇に復讐するため、彼の前に立ちふさがる苦難を乗り越えなければならない。プレイヤーはヘンリーを操作して、彼の壮絶な人生を体験することになる。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

OPTIONボタン→「設定」→「操作」と画面を遷移すると基本操作が確認できます。

ボタンの割り当ての変更はできません

ポイント

  • カメラ感度の調整などが可能です。

ゲーム難易度の変更方法

難易度の設定項目はありません。

序盤攻略のヒント

戦闘では多対一の場面(敵に囲まれるような事)を避ける

本作の戦闘は、敵に囲まれると対処が一気に難しくなります。一緒に戦ってくれている仲間にうまくなすりつけて背後から攻撃するなど、一人で複数の敵を相手にするような場面は極力避けるようにしましょう。どうしても大量の敵に襲われる場合は、狭い通路や階段などを活用して背面を取られないように戦うと比較的勝率が高くなります。また、ゲーム中盤以降で習得できる戦技「マスターストライク」を使いこなすことができれば戦闘は飛躍的に簡単になります。剣技を教えてくれるNPCには積極的に話しかけることをお勧めします。

「マスターストライク」は優先的に習得しておきたい

戦闘に役立つ薬を製作できる「錬金術」を積極的に行う

草原などに生えている草だけで錬金できる様々な薬は、戦闘に役立つだけでなくノーコストで製作可能なので序盤の金策としてもお勧めです。特に被ダメージを減少させてくれる「生命の薬」、戦闘力が向上する「ヨモギの薬」、HPが徐々に回復する「マリーゴールドの調合薬」は、戦闘前に飲んでおくと歯が立たなかった敵とも渡り合えるようになるほどの効果があるため、常備しておくと安心です。

錬金は手間だが、序盤は積極的に取り組んでおこう

戦闘力などに大きく関わるスキル習得を忘れないようにしよう

「近接武器のダメージがアップする」など効果のわかりやすいものから積極的に取得していくことで、戦闘が飛躍的に楽になります。また、敵拠点度に忍び込む際には「隠密」カテゴリの「テイクダウン」と「暗殺」が必須スキルです。取得していないと背後から忍び寄っても普通の攻撃しかできないので、よほどステルスが上手くない限り一度に大量の敵を相手にする大事故に発展してしまうので、忘れずに取得するようにしましょう。

暗殺とテイクダウンがないとクリアが難しいクエストがある

サブクエストの受注方法

下記の受注方法の他にも突発的に発生するサブクエストなど多彩なバリエーションがあります。

  • 十字キーの上ボタンでマップを開き「青の!アイコン(クエスト情報提供者)」の場所を確認する。
  • 「最近の周辺状況について」質問する。
  • 様々な情報を聞くことができ、会話終了後にマップを開くと「黄色い星型アイコン(新しいクエスト)」が表示されるようになる。
  • 「黄色い星型アイコン(新しいクエスト)」に移動し、NPCに話しかける。
  • サブクエストが開始される。

ファストトラベルの方法

ファストトラベルにお金はかかりませんが完全に安全というわけではなく、途中で野党に襲われるイベントなどがランダムで発生します。

  • 新しい街などに到着すると画面右上に「〇〇を発見」と表示され、ファストトラベルポイントとして追加される。
  • 十字キー上ボタンを押してマップを開き、移動したい街などの青色のアイコンにカーソルを合わせて×ボタンを押す。
  • ×ボタンを押して移動を確定する。
  • ファストトラベルが完了。

ムービースキップのやり方

ムービー中に◯ボタンを押した後に、◯ボタンを長押しするとムービーをスキップできます。

全体マップ紹介

前半のマップ
後半のマップ

レビュー

オススメする点

  • 細部まで丁寧に描画されたグラフィックなど世界観の構築が素晴らしい
  • 個性的で魅力あふれるキャラクターたちによる没入感の高いストーリー
  • 豊富なサブクエストなど圧倒的なボリュームで長時間遊べる
  • 細部まで丁寧に描画されたグラフィックなど世界観の構築が素晴らしい

グラフィックの質がとても高く、特にムービーシーンでは光と影の表現が素晴らしいです。また、細部まで作り込まれた人々の服装、城や民家をはじめとする建造物や、タンスや食器などの家具にいたるまで中世ヨーロッパの生活様式が忠実に描写されており、世界観の構築に並々ならぬこだわりを感じました。加えて、天候、時間帯やその場の雰囲気に合わせて変化するBGMが素晴らしいのはもちろん、鳥の鳴き声や川のせせらぎの音、森の中で草を踏みしめる足音や鉄を打ち付ける鍛冶の音といった環境音が非常にリアルで、世界観の構築によりいっそう深みを持たせていると感じます。

  • 個性的で魅力あふれるキャラクターたちによる没入感の高いストーリー

貴族という立場でありながら一介の従者にすぎない主人公との友情を大事にする「カポン卿」(我が強く、言う事を聞かない面はあるが…)をはじめとして、敵に対しては冷酷無慈悲だが非常に仲間想いの「乾いた悪魔」と呼ばれるキャラクター、マスケット銃や戦車などの新兵器を使い、ジギスムントの神聖ローマ帝国軍を何度も大敗に追いやった歴史上の実在の人物「ヤン・ジシュカ」など個性的で魅力あふれるキャラクターたちが大勢登場し、日本語フルボイスでストーリーを楽しめます。また、選択肢の選び方次第では会話内容やストーリー展開が変化し、さらに行き交うNPCたちも時間帯や場所に応じて日本語フルボイスで会話をしていたりするので、かなりの没入感でクリアまでプレイできました。

  • 豊富なサブクエストなど圧倒的なボリュームで長時間遊べる

メインストーリーのクリア時間は、主要なサブクエストのクリアを含めて約60時間でした。やり残したサブクエストなども大量に残っている状態なので、やり込みプレイをするのであれば少なくとも100時間以上は遊べるゲームだと感じました。サブクエストの内容も単純なお使い系のものはほとんどなく、世界観の説明を補完するものや登場キャラクターの背景描写を深掘りするものなど一つのクエストクリアまでに結構時間がかかるものが多く、「もはや、これもメインストーリーなのでは…」と思うような濃厚クエストばかりでした。また、行き交うNPCに急に話しかけられる事で始まるイベントなどもあり、街を歩くだけでやることが増えていくゲームです。そのため、一つのゲームをとことんやり込む派の方にはお勧めできるゲームだと感じました。また、今後のロードマップも公開されており、DLCを春夏秋冬に分けて配信されるようなので(春には馬レースコンテンツなどが追加予定)、今後の追加要素にも期待が持てます。

通りすがりの町人が急に話しかけてくる突発的なイベントなどもある

注意する点

  • 記事投稿時点では細かいバグが散見される(2025年2月27日時点)
  • システム面の説明などが不足している
  • 拷問などのシーンではややグロい描写がある
  • 記事投稿時点では細かいバグが散見される(2025年2月27日時点)

NPCが急にドイツ語?を話し始めるバグが頻繁に発生します。また、ゲーム開始時などのローディングは元からやや長めですが、ローディングが上手くいかずいつまで経ってもゲームが始まらないことがあったり、強制終了することがあったりと、ゲームを再起動しないといけない事態がゲームクリアまでに10回程度は発生しました。加えて、クエスト対象のNPCがうまく表示されなかったり、敵が壁の向こう側から攻撃してきたりと(こちらの攻撃は届かない)再起動しなければ進行不能になったことも数回ありました。ただ、細かくアップデートが実施されているようで発売当初と比べるとローディング時間なども改善されており、このような細かいバグは徐々に無くなっていくかと思います。

会話の選択肢がバグっている
  • システム面の説明などが不足している

前作をプレイしていればすんなりゲームに慣れていけると思いますが、未プレイの場合やゲームに不慣れな方がプレイするにはゲームシステムの説明が不足していると感じました。特にスキル周りのUIがわかりにくく、複数のスキルカテゴリがあるにも関わらず「取得条件」や「各スキルカテゴリの特性」などの詳しい説明がほとんどありません。そのため「どのスキルから取ればいいんだろう?」「どうやったらこのスキルを覚えられるんだろう?」といった疑問を抱えながらスキル取得を進めることになりました。また本作は難易度調整ができないこともあってゲーム序盤の戦闘やステルスが結構シビアです。クエストクリアにはスキル取得が重要となっているにも関わらず説明が足りていないせいで、ゲームに不慣れな方は序盤でプレイをやめてしまうのではと感じました。

スキルの説明はこれだけ・・・
  • 拷問などのシーンではややグロい描写がある

敵を斬れば当然血飛沫があがり、返り血を受けた服などはすぐに血まみれになってしまいます。また、倒した敵はファンタジーゲームのように消えてなくならず死体として残ります。さらに、中世時代のリアルさを追求している本作には時には残酷な拷問シーンなどもあります。そのため、グロい描写に耐性がない方は注意が必要です。また、下ネタやエロ描写も結構ありますので「大人のゲーム」という認識の上でプレイしないとミスマッチを起こす可能性があります。

ムービー中に返り血を浴びた服を着ている事が多い

プレイ環境

PS5

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 約7,000円
※2025年2月27日時点

メインストーリーのクリア時間

約60時間 ※主要なサブクエを含む

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

ゲーム開始当初は圧倒的に綺麗なグラフィックに驚かされる反面、システム面のわかりにくさや癖のある戦闘などに悩まされ、クリアまでプレイできるかどうか不安を感じていましたが、日本語フルボイスで進んでいくストーリーに魅力的なキャラクターたちが登場することや、深い没入感と続きが気になるドラマチックな展開もあって、ゲームに慣れてくるにしたがって次第にのめりこむように時間を忘れてプレイしました。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

自由度の高さや圧倒的なボリュームが素晴らしく、全てのオープンワールドゲームが好きな方にプレイしてほしいと感じています。また、今後のDLCの予定を考えると一つのゲームをとことんやり込みたい派の方には特におすすめできるゲームです!

公式サイト

Kingdom Come: Deliverance II

8.8

グラフィック

9.0/10

自由度

8.5/10

ボリューム

9.5/10

ストーリー

8.5/10

オリジナリティ

8.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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