目次
ゲーム概要
2006年発売の「The Elder Scrolls IV: Oblivion」のリマスター版として、2025年4月23日に発売されたアクションRPG。
あらすじ
物語の舞台は「タムリエル」と呼ばれる世界。帝国を崩壊させようとするカルト教団たちの陰謀を阻止するため、プレイヤーは冒険に出発する。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
メニューボタン→システム→コントローラーで操作方法の確認ができます。

ポイント
- ボタン割り当てを細かく設定可能です。
- メニューボタン→システム→ゲームプレイでカメラ感度の調整が可能です。
ゲーム難易度の変更方法
メニューボタン→システム→ゲームプレイで難易度の変更が可能です。

ポイント
- いつでも難易度が変更可能です。
- 難易度は「Very Easy」「Easy」「Normal」「Hard」「Very Hard」の5段から選択できます。
序盤攻略のヒント
レベルアップ時のポイントは「筋力」中心に振る
「持ち運べる重量」や「剣などの近接攻撃力」に影響をおよぼす「筋力」は最重要ステータスです。筋力中心に育てればレベル12ぐらいでカンストまで強化できるので、戦いが圧倒的に楽になります。また、探索から持ち帰れる装備品などの量が増えるので、金策面でも貢献してくれます。

アイテム保管には「ジョフリーの宝箱」を活用する
本作には家を買うまで、明確にアイテムを保管できる収納箱がありません。フィールドなどに配置されている宝箱に入れておくことで一応保管はできるのですが、盗まれたりする可能性があります。何かを保管したいときは、物語の序盤で訪れる「ウェイノン修道院」にある「ジョフリーの宝箱」を保管箱として活用すると、盗まれる心配もなく安全にアイテムを管理できます。

視野角を最大まで広げる
本作は一人称と三人称視点を好みで選択してプレイできますが、初期設定状態ではやや視野角が狭く、乱戦時などの対応が難しいと感じました。そこで、「メニューボタン」→「システム」→「グラフィック」で視野角の値を初期値の「75」から最大値の「100」まで上げておくと、戦闘などがかなり楽になります。

サブクエストの進め方
- 待ち人から「噂話」を聞く。
- 噂話を元に、クエスト依頼人を探して話しかける。
- メニューボタンを押して、クエストタブを開き進めたいクエスト選択する。
- Xボタンを3回押すとマップ上に目的地が表示される。
- クエストを進める。
- クエスト依頼人にクエスト完了を報告すると報酬をもらえる。
ファストトラベルの方法
- 洞窟などのスポットに近づくとファストトラベル地点として登録される。
- メニューボタンを押して、RBボタンでタブを切り替えてマップを表示する。
- 移動したい地点にカーソルを合わせてAボタンを押して、「はい」を選択する。
- ファストトラベルが完了しました。
ムービースキップ方法
いつれかのボタンを押した後、Bボタンを長押しするとスキップできます。

全体マップ紹介

レビュー
オススメする点
- 質感を感じるグラフィックや分かりやすい画面構成でストレスなく遊べる
- キャラビルドの自由度が高く、色んなプレイスタイルで遊べる
- 細かく設定できるキャラクターで没入感高く世界観を楽しめる
- 質感を感じるグラフィックや分かりやすい画面構成でストレスなく遊べる
鎧や盾などの装備品や、城などの建物の石壁などは、拡大して見ても質感を感じるくらい細部までこだわりを持って作られています。また、雪山や沼地など様々なバイオームが存在し、夜にはオーロラが見えたり光を反射した水面など思わず写真を撮りたくなる風景や場面が多数あります。さらに本作は、クエスト管理(聞きそびれた情報などが簡単に再確認できる)や目的地の表示、たくさん出るアイテムを捨てたりするアイテム管理などが直感的に分かりやすい画面構成になっており、クリアまで一切ストレスを感じる事なく進められました。


- キャラビルドの自由度が高く、色んなプレイスタイルで遊べる
種族が全部で10種類あり、さらにステータスに影響のある「出自」をそれぞれ2種類選択できるので自分の戦闘スタイルに合わせて様々な選択肢があります。例えば種族の場合、近接攻撃が得意な「レッドガード」、弓で遠距離から攻撃するのが得意な「ウッドエルフ」や攻撃魔法が得意な「ダークエルフ」などが選択できます。さらに「星座」と「クラス」の選択と、「種族特性」を合わせることでシナジー効果を生み出すことができます。例えば近接攻撃が得意な種族「レッドガード」に、腕力と持久力上昇で体力を上げやすい星座「戦士座」と、体力や腕力を上げやすいクラスの「戦士」を組み合わせる事で、凶悪な近接攻撃を繰り出せて、さらに体力も多いキャラクターを育てることができます。なお、クラスに関しては自分の好きなように特性やスキルを組み合わせてオリジナルのカスタムクラスを作成する事もできます。



- 細かく設定できるキャラクターで没入感高く世界観を楽しめる
キャラクリでは、かなり細かい設定が可能です。種族を選択した後、年齢や体型などを設定したり、頭部(目や鼻や顔など)の各パーツの高さや大きさなどを数値で細かく変更できます。さらに、豊富な種類の中から髪型を選択でき、長さの変更も可能です。加えて、各部位ごとに色合いの調整が可能となっていて、肌の色や髪色の調整もできます。例えば髪色に関してはベースカラーとサブカラー(髪の先端の色)を選択でき、どのぐらいのグラデーションにするか、コントラストの調整や白髪を混じらせる割合なども調整できます。これだけの調整ができれば自分好みの見た目で冒険する事ができるので、没入感高く冒険を楽しむ事ができると感じました。


注意する点
- あくまで昔のゲームのリマスターなので、マップはさほど広く感じない
- メインストーリーのボリュームは15時間程度
- 強制終了が結構な頻度で発生する ※記事公開日時点
- あくまで昔のゲームのリマスターなので、マップはさほど広く感じない
わたしは馬を購入せずにメインストーリーをクリアしましたが、目的地まで徒歩での移動でも、さほどストレスを感じませんでした。マップの端から端まで歩いてもさほど時間がかからない程度の広さで、各エリアに町はいくつか存在するものの大都市といえるのは「帝都」だけです。また、ダンジョンも同じような感じで、メインストーリーで何回も行く事になる「オブリビオンの門」に関してもほぼ同じ構成なので簡単に攻略できてしまいます。オブリビオンのオリジナル版が発売された2006年当時であれば広大に感じたであろうと思いますが、リマスター版の発売された2025年時点では広大なマップを有したオープンワールド系のゲームが数多く発売されており、「昔ハマったオブリビオンを懐かしい気持ちで高画質で楽しむ」という需要は十分に満たせると思いますが、「新しいオープンワールドゲーム」として考えた場合、マップの広さになどに満足できない可能性があります。

- メインストーリーのボリュームは15時間程度
初見でのメインストーリーのクリア時間は約15時間程度でした。目的地の案内もわかりやすくファストトラベルも使いやすいので、余計なストレスを感じる事なくサクサク進められた印象です。クリア時のレベルは11で、途中に苦戦するボスらしき存在もなかったので(どちらかというと数で攻めてくる感じでした)、正直なところ戦闘に関しては、期待していたほどのやりごたえはありませんでした。また、サブクエストを攻略したり、家や馬などを買ってオブリビオンの世界観にどっぷり浸りたい人はまだまだ遊べる要素はあると感じた一方で、サクッとストーリーだけを楽しみたいと考えている人は物足りないと感じてしまうと思います。

- 強制終了が結構な頻度で発生する ※記事公開日時点
クリアまでプレイする中で、強制終了することが複数回ありました。オートセーブ機能があるため大きな手戻りが発生することはありませんでしたが、起動まで時間がかかることもありストレスを感じました。特にファストトラベル時や店の出入りなどフィールドの読み込みが発生するタイミングで強制終了する感じでした。ただ、プレイ環境が「Xbox Series S」であったため発生した可能性もあるので、ハイスペックPCでプレイする場合や今後のアップデートでの修正を待ってからプレイする場合は、さほど気にする必要はないかと思います。

プレイ環境
Xbox Series S
プレイに掛かった費用
[ソフト代] GamePassでプレイ
※2025年5月14日時点
メインストーリーのクリア時間
約15時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

種族・星座・クラスを自由に組み合わせてオリジナルの高いキャラビルドを考えられるシステムが楽しいと感じました。ストーリー本編は残念ながら日本語ボイスには対応していないものの、文章の翻訳はわかりやすく、クエストの管理などの画面構成がとても親切なので、ストーリークリアまでストレスを感じる事なくサクサクと進める事ができました。
妻コメント

作り込まれた「オブリビオン」のファンタジー世界があざやかに蘇ったリマスター版です。幅広いキャラビルドや没入感の高い世界での冒険が魅力的なのですが、オリジナル版の発売から19年が経過した現在では、メインストーリーやマップの広さなどボリュームに関して少し物足りなさを感じます。リマスターするにおいて追加要素があっても良かったのではと思いました。