目次
ゲーム概要
アサシン教団とテンプル騎士団の長きにわたる戦いを描くアクションRPG「アサシンクリード」シリーズの最新作。戦国時代の日本を舞台としており、2人の主人公・奈緒江と弥助は各々の使命を果たすために戦いに身を投じる。
あらすじ
故郷と家族を戦火に奪われた伊賀出身の忍「奈緒江」は、復讐を果たすために謎の集団「百鬼衆」の足取りを追う途中で戦国武将・織田信長の部下である「弥助」と接触する。それまで全く異なる道を歩んできた2人の宿命は交錯し、やがて大いなる戦いへと導かれていく。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
メニューボタン→ビューボタン→オプション→操作方法で確認できます。

ボタン割り当て
メニューボタン→ビューボタン→オプション→操作方法→カスタマイズ操作でボタン割り当てを変更できます。

ポイント
- カメラ感度の調整なども可能です。
ゲーム難易度の変更方法
メニューボタン→ビューボタン→オプション→ゲームプレイ→難易度の調整で、難易度を「ストーリー」「イージー」「ノーマル」「エキスパート」の4段階から選択できます。

ポイント
- いつでも難易度が変更可能です。
序盤攻略のヒント
密偵機能を使いこなす
本作では討伐対象のいる場所やクエストの開始地点などを「紀伊を拠点にしている」「根来寺の南にいる」などのヒントを元に割り出す必要があります。自分の足で探し当てることも可能ですが、時間がかかってしまうことがあるので「密偵機能」をうまく活用することが重要です。なお、密偵の使用回数は拠点のアップグレードや隠れ処でお金を使うことで増やすことができます。また、密偵を使う前にセーブして、見つからなかったら使う前のデータをロードすれば残り回数を気にせずに使えます。

隠れ処の依頼をクリアする
大きな街にある「隠れ処」を開放すると、拠点のアップグレードや武器防具の改造に必要な「物資」や「経験値」を効率的に集めることができるので、各種機能の開放や攻撃力・防御力の底上げがテンポ良くできるようになります。

拠点に鍛冶場を配置する
拠点に鍛冶場を置くと、武器・防具のアップグレードができるようになります。どの武器(最序盤に入手した武器など)でも現在のレベルまで強化できる(レベル35なら35段階まで強化が可能)ので、まめに強化することで敵との戦いにストレスを感じることなくゲームを進めていくことができます。

サブクエストの進め方
- ビューボタンを押してマップを開き、クエストアイコン(!マークなど)にカーソルを合わせてYボタンを押してマークする。

- 現地でNPCに話しかける。

- LTボタンを押してクエスト対象の位置(青い光で表示される)を調べる。

- クエストをクリアすると経験値やクリア時点のレベルに合わせた装備品を獲得できます。

ファストトラベルの方法
鷲のアイコン(ビューポイント)に登ったり、お金を支払って大きな街にある「隠れ処」を解放すると、ファストトラベルポイントが開放されます。
- 「ビューポイント」に登ったり、お金を使って「隠れ処」を開放する。

- ビューボタンを押してマップを開き、移動したいファストトラベルポイントにカーソルを合わせる。

- Aボタン(操作キャラを変えたい場合はXボタン)を長押しする。

- ファストトラベルが完了しました。

ムービースキップ方法
スキップ可能なムービー中にBボタンを押したあと、Bボタンを長押しするとスキップできます。

全体マップ紹介
探索範囲はかなり広く、近畿地方のほぼ全域を冒険できます。
北部

南部

レビュー
オススメする点
- 広大なオープンフィールドを観光気分で冒険できる
- 選択肢によって分岐する没入感の高いストーリー
- 操作感の異なる2人の主人公を使い分けてプレイできる
- 広大なオープンフィールドを観光気分で冒険できる
広大なオープンフィールドは近畿地方のほぼ全域を網羅しており、他のオープンワールドゲームと比べてもかなり広いと感じました。さらに各エリアには有名な神社仏閣などが多数配置されており、近畿地方を観光しているような気分で冒険できました。わたしが関西に住んでいることもあって、清水寺や上賀茂神社、白髭神社、西宮神社、熊野那智大社などの参拝した事がある馴染み深い場所を訪れると、実際に見た風景と完全に同じではないとは感じるものの、清水寺の舞台などをはじめとして「縮小したスケールでかなり忠実に再現している」と感じました。また、かなりの数が存在する討伐対象のボスやサブクエスト、庭に木を植えたりとこだわりが可能な拠点のカスタマイズ要素などやり込みコンテンツも豊富なので、100時間以上は余裕で遊べるゲームだと思います。

- 選択肢によって分岐する没入感の高いストーリー
本作は信長に仕える侍の「弥助」と、信長に里を焼き払われた伊賀忍者の「奈緒江」のダブル主人公でストーリーが進んでいきます。物語開始当初は2人ともお互いの存在を知らずに全く別々の視点で物語は描かれていきますが、運命のイタズラで信長に憎しみを頂いている奈緒江と信長に仕えていた弥助が出会い、そこから2人の人生が交錯していくといった、濃厚な人間ドラマを感じるストーリー展開になっています。筆者は一章の終盤には胸が熱くなり涙する場面もありました。ストーリーは自然で小気味良いテンポで進んでいくことや、かなり考えさせられる選択肢の中から会話を進めていくシーンもあり、選択次第でストーリー展開に変化が生じることもあって没入感が高く、熱中して10時間連続プレイしてしまっていることもありました。また、主人公以外にも新田真剣佑さんが演じる「源之丞」をはじめとした魅力あふれるキャクターがたくさん登場し、仲間になって冒険を支援してくれるのも良いシステムだと感じました。

- 操作感の異なる2人の主人公を使い分けてプレイできる
本作は忍者で敵の背後や屋根の上など影に潜みながら敵を暗殺していく「ステルスプレイが主体な奈緒江」と、侍で豪快な剣技と時には雄叫びをあげて相手を怯ませることもできる「パワープレイが主体な弥助」を切り替えながら冒険を進めていくことになります。一部、操作キャラを強制される場面もありますが、基本的には自由に操作キャラを選択できる様になっているので、従来のアサクリシリーズの様にステルスプレイでじっくり敵の居城を落とすことができる一方で、敵の居城に正面から攻めていって全ての敵を豪快に切り捨てて敵の居城を攻め落とすといったことも可能で、自分のプレイスタイルに合わせて遊ぶことができます。わたしはステルスが苦手なので、要所要所で弥助に助けられましたw


注意する点
- 恋愛要素がある
- システム面でわかりにくい部分がある
- ストーリーを進めるにあたってレベル上げを強いられる場面がある
- 恋愛要素がある
本作には前項でも紹介した様に多数の魅力的なキャラクターが登場します。その中でも拠点に招き入れることができるキャラクターの中には仲間にする過程で絆が恋愛方面に発展することもあります。選択肢に「ハートマーク」がついている選択肢を選び続けることによって、かなり親密になれる場合もあり(何股でも可能・・・)、この部分に関しては好き嫌いが分かれそうだと感じました。わたし個人としては薄く広く恋愛するのではなく、「恋愛対象になるのは1人だけ」にして、そのキャラクターとのやり取りを深掘り(2人でどこかに遊びに行けるなど)してくれる方が楽しめたかなと感じました。

- システム面でわかりにくい部分がある
ゲーム開始当初は密偵を送ってクエスト対象の場所を割り出すというシステムがうまく使いこなせず(序盤は密偵を使える回数も少ない)、ヒントをもとに自力で探索してクエスト対象を探す事が多くなってしまい、迷子になって1時間以上クエスト対象を探し回ったりと無駄な時間消費にストレスを感じることがありました。密偵システム自体は面白いと感じたのですが、ゲームに慣れるまでの序盤ではもう少しわかりやすいヒントを出したり、密偵を再度使える様になるまでの時間を短縮するなどの工夫があっても良いのではと感じました。

- ストーリーを進めるにあたってレベル上げを強いられる場面がある
ストーリーのクリア時間は45時間程度でしたが、クエストクリアの推奨レベルから5以上離れると敵が強すぎて瞬殺されてしまう仕様に加えて、神社仏閣などの探索で知識レベルを上げないと強いスキルが取得できないこともあり、レベル上げを強いられた時間が約7時間程度ありました。個人的には神社仏閣の探索やサブクエスト・ボス討伐などレベル上げをするコンテンツ自体も面白く、レベル上げにストレスを感じることはありませんでしたが「ストーリーだけを楽しみたいんだ!」というプレイスタイルの方はストレスを感じるかもしれません。

プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 約8,000円※筆者はUBIのサブスクでプレイ
※2025年4月8日時点
メインストーリーのクリア時間
約45時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

ほぼ近畿地方全域を冒険できる広大なオープンフィールドに感動しました。また、各地域に数多く配置されいる神社仏閣の再現度が高く、昔の近畿地方を観光している様な気分で冒険を進めることができました。信長に仕える侍の弥助と、信長に里を焼き払われた伊賀忍者の奈緒江のダブル主人公で紡がれるストーリー展開はテンポ良く胸が熱くなるシーンもあり、没入感が高かったです。そして、戦闘においてもプレスタイルを主人公を変更することで「ステルス」と「パワー」で使い分けられる点もステルスが苦手な私としては嬉しかったです。
妻コメント

主人公の生い立ちがしっかりと描かれているおかげで深く感情移入することができました。選択肢によって変化していくストーリー展開から目が離せず、美麗グラフィックと素晴らしい音響によって描かるドラマチックな物語をどっぷりと没入しながら楽しめました。ただ、魅力的なNPCの仲間が登場しますが、一度仲間にしたあとは目立ったイベントなどもなく終わってしまいその点に消化不良を感じました。