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ライザのアトリエ3

ゲーム概要

「ライザのアトリエ3」は2023年3月23日に発売された錬金術RPG。錬金術で多彩なアイテムを作成しながら広大な世界を冒険する「アトリエ」シリーズ最新作となるRPG。主な特徴としてオープンワールド化したシリーズ最大級のフィールド、過去作にも登場したキャラクターを含めた約11人のパーティメンバーとの冒険、より進化したキャラクターグラフィックなどが挙げられる。今作からの新要素として様々な効果を発揮してプレイヤーを助ける「鍵」システムが搭載され、調合やバトルなどでさらに奥深い体験が可能になっている。

あらすじ

物語の舞台は前作「ライザのアトリエ」から約一年後の世界。近海に突如出現した謎の群島が、ライザたちの住む島に悪影響を及ぼしていることが判明。ライザたちは早速調査に向かうが、そこにあったのは見上げるほど巨大な謎の扉だった…。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

△ボタンでメニューを開き、「タッチパッドボタン」を押すとWEBマニュアルが確認できます。
WEBマニュアルはこちら

フィールド操作とマップ操作

ポイント

  • 「カメラ設定」からカメラ感度の設定が10段から選択可能です。

ゲーム難易度の変更方法

△ボタンでメニューを開き、「オプション」⇒「難易度」から難易度を変更可能です。

難易度変更

ポイント

  • いつでも難易度が変更可能です。※難易度を変更しても物語に影響はありません
  • 難易度は「EASY」「NORMAL」「HARD」「VERYHARD」「CHARISMA(クリア後、経験値1.5倍)」「LEGEND(クリア後、経験値2倍)」の6段階から選択可能です。

序盤攻略のヒント

星2の採取道具(薪割り斧・ハンマー・草刈り鎌・釣り竿・捕獲網)を錬金する

効果「優」以上をつけた状態で錬金すると、採取時に2枠目まで採取できるので効率的に素材を集めることができます。

星2の採取道具があれば効率的に素材が集まる

スキルツリーで品質上限・投入回数上限を解放する

まずは品質上限300以上と投入回数+1を2個とることを目標に進めましょう。そうすることで、品質が高くて良い効果が付いたアイテムの錬金が楽になります。

投入回数の上限を上げれば錬金が楽になる!

基本的な回復アイテム、グラスビーンズ(HP回復)・ドライビスク(ブレイク回復)・ネクタル(蘇生)を錬金する

ゲーム側から回復アイテムに関する説明は特にありませんが、最初から覚えているグラスビーンズ(HP回復)とネクタル(蘇生)はボス戦では必須アイテムなので、ゲーム開始直後に人数分を錬金しておきましょう!

グラスビーンズは人数分すぐに作りたい

中和剤(中間素材)ループで特性値を強化する

一種類の中和剤の錬金だけでループが可能です。例えば中和剤・緑を作る際は特性値を強化した中和剤・緑を素材にできるので、この流れをループさせるだけで、どんどん特性値の高い中和剤(中間素材)を錬金できます。

特性値の高い中和剤を作ろう!

基本的な攻撃アイテム、クラフト(風)・フラム(火)・レヘルン(氷)・プラジグ(雷)を錬金する

本作は攻撃アイテムが強力なので、ボス属性に合わせて戦えるように上記で作った中和剤を使って特性値の高い全4属性のアイテムを錬金しておきましょう!

ボスの弱点属性に合わせて攻撃アイテムを用意しよう!

武器防具やアクセサリーを一通り錬金する

初期状態ではアクセサリー2枠は空状態です。上記で作った中和剤を使って特性値の高いインゴットを作りネックレスとブレスレットは早めに作りましょう。

エナジーペンダントは最後まで使えた!

ランダムクエストでキャラクターを強化する

ランダムクエストを完了すると、HPや防御力など表示されたアイコンのキャラのステータスが上昇します。スタメンキャラのランダムクエストは積極的に攻略しましょう。

スタメンキャラのランダムクエストは積極的に!

スキルツリーでコアクリスタル調整を取得する

コアシャードは戦闘で獲得することができる。戦闘中に消費したCCの量に応じて獲得量が変化。

サブクエスト(ノーマルクエスト)の進め方

  • 「十字キー下ボタン」でエリアマップを開き、ノーマルクエストの位置を確認する。
  • 現地に移動し、NPCに話しかけてノーマルクエストを受注する。
  • 「△ボタン」でメニューを開き、「クエスト」⇒「ノーマル」とたどり、受注したクエストを選択し、「□ボタン」を押して追跡する。
  • 依頼内容(錬金・素材集め・魔物討伐など)を達成する。
  • 依頼主に報告(依頼物がある場合は納品)する。
  • ノーマルクエストが完了すると報酬がもらえます。

ポイント

  • エリアマップを開き、「×ボタンを長押し」すると任意の地点にマーカーを設置できます。

ファストトラベルの方法

ファストトラベルはメインクエスト「錬金術師ライザの日々」をクリア後に解放されます。※ゲーム開始後、約30分程度

  • 地図でランドマークの位置を確認し、近づく事でランドマークを発見する。
  • 「十字キー下ボタン」でエリアマップを開き、移動したいランドマークにカーソルを合わせます。
  • ×ボタンを押して、「はい」を選択します。
  • ファストトラベルが完了します。

ムービースキップ方法

ムービー中に「タッチパッドボタン」を押すと、「スキップしてもよろしいですか?」と表示されスキップすることが可能です。

ムービースキップ

ポイント

  • 会話中に「R1ボタン」を押すと早送りも可能です。

全体マップ紹介

クーケン島以外にも複数のエリアがあります。

クーケン島のワールドマップ

レビュー

オススメする点

  • シリーズ最終作として、出来の良いストーリー
  • たっぷり遊べるオープンフィールド
  • 新要素「鍵」を使って戦うスピーディーなバトル
  • シリーズ最終作として、素晴らしいストーリー

『ライザ1』では17歳だったライザが錬金術に出会ったことをきっかけに「クーケン島から外の世界に目を向けるストーリー」が描かれ、『ライザ2』では前作から3年後の世界を舞台に「フィー」との出会いと別れを通して「壁にぶつかっていくライザたちが、その壁をいかに乗り越えていくか、もう一度自分を見つめ直すストーリー」が描かれています。そしてさらに1年後の世界が舞台の本作は「最後の夏、最後の秘密――」をキャッチコピーとするシリーズ最終作。シリーズ通じて根底にある問題「異界のフィルフサ」そして「動力不足問題のある人工島(クーケン島)」をライザが解決していく様子がドラマチックに描かれています。また、ライザと同様に他の登場キャラクターたちの成長も描かれており、彼らが自分自身を見つめ直した後に壁を乗り越え、その後歩んでいく道を自分で決めていくようなストーリーにもなっています。過去作から続く伏線回収などもあり、シリーズ最終作に相応しいファン必見の内容です。

クーケン島の浮上装置が・・・
  • たっぷり遊べるオープンフィールド

約50時間でゲームクリアできましたが、クリアしてもまだ行っていないエリアが残っている状態でした。本作ではクーケン島・クレリア地方などの4地域からなる広大なフィールドを自由に探索できます。4地域をシームレスに移動できるわけではありませんがファストトラベルポイントも多く、オープンフィールド感は十分味わえると思います(各地域内はシームレスに移動可能です)。また、各地にキャラクター同士の関係性に焦点を当てた「キャラクタークエスト」がかなりの数用意されており、シリーズファンは必見です!それ以外にもノーマルクエスト(サブクエスト)も相当数あり、更に探索中にランダムで発生するランダムクエストは数に制限がないので長く遊べるシステムになっていると感じました。そしてゲームクリア後には難易度「CHARISMA」「LEGEND」が解放されるほか、"強くてニューゲーム"モードや裏ボスなども用意されており、少なくとも100時間程度は遊べるのではと思います。

クリア後でもまだ行っていないエリアが多数残っているほどマップが広大です!
  • 新要素「鍵」を使って戦うスピーディーなバトル

プレイアブルキャラはシリーズ最大の全11キャラで、「ライザ」「クラウディア」「タオ」「レント」「ボオス」「フェデリーカ」「ディアン」「カラ」「アンペル」「リラ」「パトリツィア」を使用でき、過去作のファンも満足できる内容になっていると感じました。バトルシステムは前衛3キャラ・後衛2キャラを戦況に合わせて切り替えながら戦う仕様となっているため、プレイアブルキャラが多くても「結局このキャラほとんど使わなかったな・・・」という事態になりにくく好印象でした。さらに、新要素「鍵」を戦闘中に使うことで行動速度を上げたり、一時的にキャラを強化できるのでスピーディーかつ爽快感のあるバトルを楽しめました。加えて、ボス戦はノーマル難易度でも、しっかり錬金でアイテムや装備品を準備しないと簡単に全滅してしまうほどやり応えがありました。ボスを倒すために弱点属性を踏まえて攻撃アイテムを錬金したり、新しい装備品を錬金するために各地に素材集めに行ったり、スキルツリーを強化するためにサブクエストでSPを集めたり、レベル上げをしたりといった風にボス戦の度にしっかり準備する必要があるので自然とフィールド探索やサブクエストを楽しめました。(なお、ラスボスを倒すための準備には10時間ほどかかりましたw)

鍵の効果で行動速度を上げれば別次元の火力も出せる!

注意する点

  • 新要素「フィールドアクション」は期待外れ
  • 過去作をプレイしていること前提で始まるストーリー
  • 演出面で惜しいと感じる部分がある
  • 新要素「フィールドアクション」は期待外れ

ジップラインやエアスライド(下り坂を滑り降りる)などのフィールドアクションが強化されたという事で、豊富な移動手段によってオープンワールド感が増していることを期待していたのですが、特定箇所で使えるだけで移動がスピーディーなるということは無く、正直期待外れでした。本作はファストトラベルポイントがかなり多く設置されていてファストトラベルが便利すぎるという事もあり、ゲームクリアまでフィールドアクションを使う場面はほとんどありませんでした…。さらに、陸上や海上にはライド用生物が用意されているのですが、ライド中は採取できない事に加えて、移動速度もさほど変わらないので探索中にライドを使うこともほぼありませんでした。(霊獣やイルカなどに乗るのは可愛いですが…)

ジップラインを使うくらいなら、ファストトラベルというのが現実
  • 過去作をプレイしていること前提で始まるストーリー

世界観や各キャラの性格や背景描写などの説明が特にないままゲームが始まります。ゲームのスタートメニューには「Prologue Movies」が用意されており、ライザ1とライザ2で起きたことを分かりやすく説明してくれるのですが、プレイ済みの方が大体の流れを思い出す為のムービーという印象が強いです。本作だけでも一応プレイは可能だとは思いますが、過去作をクリアした上でプレイすることを推奨します。また、本作はシリーズ最終作という事もあり、人間関係などの過去作からのつながりを理解した上でなければ感動的なシーンなど肝心なところで没入できない可能性があります。

プロローグムービを見れば過去作未プレイでも楽しむことは可能
  • 演出面で惜しいと感じる部分がある

しっかりしたムービーはエンディングぐらいで、過去作からの伏線を回収するような感動シーンですら一枚絵で描かれているのはシリーズ最終作として少し残念に感じました(アトリエシリーズはスチルでのイベント演出がお馴染みですが、2023年の最新のゲーム作品として見るとやはり物足りなく感じてしまいます)。また日本語フルボイスだと思っていたのですが、一部クエストの「ここではボイスが欲しい!」と思う場面にボイスがないことがあり、残念に感じました。加えて、仲間と解散して一人で行動しているタイミングでのファストトラベル時に、仲間のボイスで「どこでいくんだ?」と言われたり、移動時などにランダムで発生する会話のバリエーションが少なすぎて聞き飽きるほど同じ会話が繰り返されたりと没入感が低くなってしまうことがありました。さらにせっかく広大なオープンフィールドが用意されているので各地で色んな敵と戦えることを期待していたのですが、敵の種類自体は150種類以上あるにも関わらずデザインがほぼ色違いなのも残念に感じました。

ムービーを流してほしいシーンが大体1枚絵

プレイ環境

PS5

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 6,700円
※2023年5月9日時点

メインストーリーのクリア時間

約50時間(ラスボス攻略の準備に10時間掛かりました。)

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

錬金システムが相変わらず面白く、慣れれば慣れるほどどハマりしていきました。探索してスキルを強化することでどんどん質の良いアイテムが作れるようになっていき、全然倒せなかったボスを作ったアイテムであっさり倒せた時にはかなりのやりごたえを味わえました。ボス戦の準備のために自然と探索することになるので気付けば50時間もプレイしていました!

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

フィールドがとても広大で、寄り道しながらじっくりまったりと冒険が楽しめます。新たな錬金システム「鍵」によって素材の投入回数を増やしたり、「リンクコール」によってさらに強力な効果をアイテムに付与することができ、超火力で敵を燃やしたりとかが本当に楽しいです!また、登場人物たちが魅力的で、キャラグラフィックが相変わらず可愛いです。キャラクタークエストが沢山用意されているので各キャラクターの掘り下げも充実していると感じました。大人になったライザたちが壁を乗り越えていくストーリーも素晴らしく、シリーズ最終作にふさわしい出来の作品になっていると思います。ただ、過去作をプレイしていた方がより一層ストーリーを楽しめると思います。

公式サイト

ライザのアトリエ3

7.6

グラフィック

7.5/10

自由度

7.0/10

ボリューム

8.0/10

ストーリー

7.5/10

オリジナリティ

8.0/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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