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ホグワーツ・レガシー

ゲーム概要

本作は2023年2月11日に発売されたオープンワールド型アクションRPGです。主な特徴として、小説「ハリー・ポッター」に登場する世界を舞台としたドラマチックなストーリー、呪文を駆使した魔法使いのバトル、広大な魔法世界の探索要素が挙げられます。

あらすじ

舞台は1800年代のホグワーツ。異例の5年生からホグワーツに転入することになった主人公でしたが、学校に向かう途中で事件に巻き込まれ邪悪な魔法使いに目をつけられてしまいます。ホグワーツで魔法を学び、信頼できる友人を作り、古代の秘密を解き明かすことで、魔法界の破滅を目論む闇の魔法使いに立ち向かいましょう。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

OPTIONボタン→設定→操作設定から操作方法を確認できます。

カメラの操作設定

OPTIONボタン→設定→ゲームプレイ設定からカメラ操作の設定ができます。

ポイント

  • X軸、Y軸の反転ができます。
  • カメラ感度の調整も可能です。

ゲーム難易度の変更方法

OPTIONボタン→設定→ゲームプレイ設定から難易度を変更できます。

ポイント

  • いつでも難易度が変更可能です。
  • 難易度は易しい順に「ストーリー」「イージー」「ノーマル」「ハード」の4段階が用意されています。

序盤攻略のヒント

何かと便利な「レベリオ」

周囲に隠された宝箱やアイテム、ギミックの位置などが分かりやすくなるので、探索中はとにかくレベリオの呪文を唱えてみましょう!

壁の向こう側にある宝箱でも透けて見えるようになります。

「マーリンの試練」に挑戦する

ストーリーを進めると開放される「マーリンの試練」。達成回数に応じて装備品の所持枠が拡張される報酬があるため、見かけたら挑戦しちゃいましょう!初期状態では所持枠が少なめなので、探索中に装備を拾い切れなかったり代わりに何かを捨てる羽目になったりしたので、早めに拡張しておくことをオススメします。

挑戦するにはアイテム「ゼニアオイ」が必要です。
OPTION→チャレンジ→探索→マーリンの試練から報酬を獲得できます。

迷ったらとりあえず「授業」を受けてみる

ゲーム攻略に役立つ呪文や機能はホグワーツの授業で開放されていきます。何をすれば良いか迷った時は、とりあえず授業を受けましょう!

魔法薬の調合ができるようになったり移動が快適になったりと、便利な機能がたくさん開放されていきます。

サブクエストの進め方

  • 頭上にサブクエストのアイコンが出ているNPCに話しかけます。
  • OPTIONボタン→クエストから追跡したいサブクエストを選択します。
  • 方向キー上ボタンを短押しすると、追跡中のクエストの行き先を示す光のヒントが現れるのでスムーズに目的地にたどり着けるかと思います。(※ただし、光のヒントが現れないクエストは自力で目的地にたどり着く必要があります…)
  • 目的地で戦闘や謎解きなどに挑戦し、クエスト目標を達成します。
  • クエスト依頼主の元に戻って報告するとクエスト完了です!

ファストトラベルの方法

  • 各地に点在する「煙突飛行粉の炎」を発見すると、そこまでファストトラベルできるようになります。
  • タッチパッドボタンを押してマップを開き、発見済みのファストトラベル地点(緑の炎アイコン)にカーソルを合わせて□ボタンを押します。
  • 移動完了です!

同様の手順で、ホグワーツ城内やホグズミードへのファストトラベルも可能です!

ムービーのスキップ方法

ムービー中に△ボタンを長押しするとスキップ可能です。

全体マップ紹介

レビュー

  • 美麗グラフィックで描かれる魔法界を体験できる

魅力的なロケーション

ホグワーツ城やホグズミードの作りこみが素晴らしいだけでなく、その周辺にある森や洞窟などのマップも非常に広大で、探索がとても楽しかったです。加えてグラフィックが美麗で、BGMやSEなどへのこだわりも相まって本当にその場にいるような臨場感を味わえました。さらに、ハリーポッターの小説に登場した魅力的な魔法世界が生き生きと再現されており、組み分けの儀式が行われる大広間、魔法のいたずらグッズ専門店や森深い場所にある神秘的な泉に至るまで冒険心をくすぐるロケーションを隅々まで探索できます。

多彩な魔法アクティビティ

各地に呪文を使って対処するギミックが散りばめられています。例えば足場が壊れていて進めない場所でも呪文を唱えて修復すると通れるようになったり、草木が生い茂っている場所を炎呪文で燃やせば隠された道が見つかることがあります。また本作には「マーリンの試練」をはじめとした探索中のチャレンジが用意されていて、達成すると装備枠の拡張や見た目装備など様々な報酬がもらえるため寄り道しながらの冒険が楽しいです。中でも「ハリーポッターと炎のゴブレット」に登場した「魔法の迷路」に似たものに挑戦できることに、原作ファンとしてはかなりテンションが上がりました。薄暗い迷路の中は一面が植物の葉や蔦に覆われていて、方向感覚がどんどんおかしくなり初見の際は本気でちょっと不安になってしまいました笑。ですが原作で描かれていた、迷路内で長時間さまよう登場人物たちの恐怖に駆られる気持ちが味わえた気がします!その他にも必要の部屋のカスタマイズや、魔法生物の飼育、箒レース、魔法を使ったパズルなどなど・・・ やりこみ要素は満載といっても良いと思います!

重視された世界観

作り込まれた魔法世界のロケーションや体験が素晴らしいのはもちろんですが、そこで暮らすNPCたちの行動などにもこだわりを感じます。例えばホグワーツでは悪戯好きのポルターガイスト・ピーブズがそこかしこで生徒たちに嫌がらせしているのですが、私が見た時は毎回違う生徒に悪戯を仕掛けていました(そのため悪戯の内容も違います!)。また、ホグズミードでは親子連れで仕立て屋さんから出てきた子供が「こんな靴下いらないのに…」とぼやいていたり、他の日にはいたずらグッズ専門店の店主が悪さをしたホグワーツの生徒を叱っていたりと、NPCが生活している様子を観察するだけでも楽しいです。ゲーム全編が吹き替えに対応しておりNPCのちょっとした雑談も日本語で聞いて理解できるおかげで、没入感が非常に高いです。

  • 魔法使いならではのユニークなバトル

複数の呪文を組み合わせてコンボ攻撃!

習得できる呪文にはいくつか種類があるのですが、バトルに使う呪文は大きく分けると三つあります。敵を燃やしたり切り裂いたりする「攻撃呪文」と、敵を移動させたり転ばせたりする「強制呪文」、そして敵を宙に浮かせたり動きを遅くしたりする「制御呪文」です。本作ではこれらの複数の呪文を組み合わせたコンボで戦います。例えば敵を浮遊させ自由を奪った状態で攻撃し、地面に落ちる前に自分の近くに引き寄せて強力な攻撃呪文を叩き込むといったコンボ攻撃が可能です。他にも敵を氷結させて切断したり、敵を爆弾に変身させて他の敵にぶつけることができ、自分のお気に入りのコンボを追求していくのが楽しいです。

本作のバトルでは防御や回避に関しても魔法が重要な鍵を握っています。ジャストタイミングで防御呪文を使えば続けて自動でカウンター呪文を唱え敵を麻痺させたり、最初はドッジロールのような回避アクションもスキル強化によって高速移動の魔法に変化します。また、敵から狙われている時はプレイヤーの周りにオーラが表示される仕組みで、カウンターが可能な攻撃は黄色オーラ、カウンター不可の攻撃は赤いオーラで表示されます。オーラに色が付いているおかげで防御や回避のタイミングが視覚的に分かりやすく、アクションゲームのパリィや受け流しといったジャストタイミング系の操作が苦手な私でも比較的反応しやすかったです。

さらに、敵が防御する際に作り出すシールドにも色が付いていて、その色に対応した呪文を唱えるとシールドを破壊できる仕組みになっています。攻撃呪文は赤、強制呪文は紫、制御呪文は黄色のアイコンに設定されていて、例えば敵のシールドが赤の場合は攻撃呪文、シールドが紫の時は強制呪文を使うとシールドを破壊できます。特に多人数vs一人の戦闘では敵の攻撃を回避・カウンターしながら適切な呪文でシールドを破壊、その後複数呪文を組み合わせてコンボを繰り出していく…といった感じでかなり出来る事が多くて楽しいです。

バトルに役立つアイテム

自分で育てた魔法植物や魔法薬を使えば戦闘でさらに有利に立ち回ることができます。例えば敵がたくさんいる砦などで戦う場合、噛み噛み白菜(動き回って敵に噛み付く獰猛な白菜!)と毒触手草(周囲に毒を撒き散らして敵を攻撃します)を地面に放り投げて陽動したり、雷調合薬で周囲に雷を発生させ敵を攻撃したりと自分が優勢になる状況を作り出せばかなり楽に戦えます。私は戦闘操作があまり得意ではないため、工夫次第で強敵や大勢の敵相手でもうまく渡り合える方法が用意されている点をとても好ましく感じました。

難易度は4段階

難易度:ストーリーでプレイすれば敵に狙われている時に色付きのオーラに加えて対応ボタンアイコン(回避なら○ボタン、カウンターなら△ボタン)が表示されるアシスト機能が用意されています。そのため、ゲームに不慣れだったり戦闘が苦手という方でも気楽にプレイできると感じました。一方ハードモードでは敵の攻撃力が増し、トロール相手だと一撃でHPを削り切られてしまう事もあったりと、やりごたえを味わいながら戦うことができました。なお、本作はプレイヤーのレベルに合わせて出現する敵のレベルも上がっていく仕様になっており、どのレベル帯でストーリーを進めても一定の歯応えを感じながらバトルを楽しめると思います。

  • 映画の主人公気分を味わえるストーリー

本作の主人公は、5年生からホグワーツに中途入学してきた転入生です。転入初日にとある事件に巻き込まれたせいで自分の持つ才能と背負うべき使命について知ることになり、冒険の先で待つ過酷な戦いに挑むことになります。主人公は顔や髪型など見た目のカスタマイズが可能なほか、会話シーンでは選択肢が提示されるなどある程度はプレイヤー各自のロールプレイが楽しめるようになっています。また、原作でもお馴染みの杖選びのシーンがあったり、深夜に図書室の禁書の棚に忍び込んだりとメインストーリーは波乱と興奮の連続で、まるで映画の主人公になった気分で楽しめました。さらに、ホグワーツの生徒をはじめとした個性豊かなNPCがたくさん登場し、彼らとの友人関係も物語を盛り上げる重要なスパイスとなっています。NPCとさらに親交を深めるサブストーリークエストの中には濃厚な物語が用意されているものもあり、メインストーリーだけでなくサブストーリーもプレイする価値が大いにあるゲームだと感じます。

オススメする点

  • 美麗グラフィックで描かれる魔法界を体験できる
  • 魔法使いならではのユニークなバトル
  • 映画の主人公気分を味わえるストーリー

注意する点

  • メインストーリーのボリュームに今いち物足りなさを感じる
  • 「ハリポタ」「ファンタビ」の知識があったほうがさらに本作を楽しめる

プレイ環境

PS5

プレイに掛かる費用

[ソフト代] 8,778円(スタンダードエディション)
※2023年2月22日時点

メインストーリーのクリア時間

約25時間

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

多彩な戦略が取れる魔法を使ったバトルがとても面白く、習得した呪文が増えるたびに新たなコンボが解放されたような感じがして戦闘に飽きませんでした。美麗なグラフィックで表現された魔法界もとても魅力的でした。原作を知らない方でも楽しめるよう丁寧な導入や説明がなされていますが、やはり「ハリー・ポッター」、「ファンタスティック・ビースト」の知識があったほうが本作をプレイした時の感動や楽しさが倍増すると思います。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

ゲーム内に魔法界という一つの世界を作り上げた素晴らしい作品です。プレイしている間は魔法界にどっぷりと浸ることができ、没入感は数多くあるゲームの中でも最高峰だと思います。私の場合フィールド探索にどハマりし、寄り道ばかりでメインストーリーがなかなか進まないという状況になりました笑。ただ、ストーリーをクリアするまで探索とサブクエストなどをそれなりにこなした状態で25時間と、メインストーリー部分のボリュームをいまいち物足りなく感じてしまいました。もっともっと冒険したいので早く追加ストーリーのDLCなど発売して欲しいです。とは言え本作はやりこみ要素が非常に豊富なこともあり、クリア後も残ったサブクエストやフィールド探索をしながらずっと遊ぶことができて幸せです。魔法界から抜け出せない…この沼は深い!!

公式サイト

ホグワーツ・レガシー

8.9

グラフィック

9.5/10

自由度

8.5/10

ボリューム

8.0/10

ストーリー

9.0/10

オリジナリティ

9.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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