Nintendo Switch

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ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

ゲーム概要

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は、2023年5月12日に発売されたオープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編であり6年ぶりの最新作。

あらすじ

物語の舞台は前作から数年後の世界。広大な「大地」、そしてはるか雲の上の不思議な「空島」まで広がった世界で、どこへ行くのも、何をするのもプレイヤー次第。新たな能力を手に入れた勇者・リンクの空を翔ける冒険が再び始まる。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

+ボタンを押して項目「システム」に合わせると操作方法を確認できます

ポイント

  • 項目「システム」の「オプション」でカメラ感度やカメラの上下反転などを設定できます。

ゲーム難易度の変更方法

難易度の設定項目はありません。

序盤攻略のヒント

祠のテーマはヒントになっている

画像の祠のテーマは「走るもの」、ダッシュやオブジェクトを走らせる事が攻略のカギとなっている可能性があります。

祠の攻略に行き詰まったら、祠のテーマを確認してみよう

NPCには積極的に話しかける(有益な情報やクエストが発生することも)

特にアイコンが表示されていなくても、ハイラルを歩き回っているNPCに話しかけると有益な情報を教えてもらる事がある。

気になる情報を教えてくれるNPC

鳥望台でマップ情報の解放を最優先で進める(マップにはヒントが沢山ある!)

鳥望台に行けば、簡単にマップ情報が解放される場合もあれば、問題が起きている場合も・・・

マップ情報の解放は冒険に必須

会話文の赤文字部分をしっかり確認する

赤文字にはストーリー攻略に重要な情報がある事が多いので、読み飛ばさすしっかり確認する。

赤文字を読み飛ばすと、迷子になることも・・・

着地直前にパラセールを使えばスタミナ切れでも着地可能

滑空中にスタミナが切れても、焦らず地面に着地する少し前にパリィのごとくパラセールを使えばどんな高所からの落下にも耐えられます。

スタミナ切れを起こしても一回(一瞬のみ)だけパラセールを使うことができる

サブクエストの進め方

  • 赤色の!マークが表示されているNPCを見つける。(マップに表示されない)
  • NPCに話しかけ、依頼内容を確認する。
  • クエストを受注する。(自動的に始まるクエストもある)
  • 依頼内容を達成し、NPCに話しかけるとクエスト完了。(依頼達成と同時に完了するクエストもある)

ファストトラベルの方法

ファストトラベルはゲーム開始後ストーリーを進めて約4時間程度で解放されます。

  • −ボタンを押して、プルアパッドを起動しマップを表示する。
  • ファストトラベルしたい祠や鳥望台を選択し、「ワープする」を選択。
  • ファストトラベル完了!

ムービーのスキップ方法

一度見たことのあるムービーは「Xボタン」を押した後、「+ボタン」を押すとスキップ可能です。

全体マップ紹介

地上

ネタバレ防止の為、ぼかしています

ネタバレ防止の為、ぼかしています

地底

ネタバレ防止の為、ぼかしています

レビュー

オススメする点

  • いつまでも遊べると感じる広大なオープンフィールドでの大冒険
  • 攻略方法は一つではない!組み合わせは無限大!?進化したギミック要素
  • 魅力的なキャラクターたちが織り成す感動的なストーリー
  • いつまでも遊べると感じる広大なオープンフィールドでの大冒険

前作「ブレス オブ ザ ワイルド」から引き続き、馬に乗ったりしながら冒険する地上フィールドの探索だけでも、洞窟探検・コログの実の収集・多数のサブクエストなど十分すぎるボリュームがあるのですが、本作では新たな冒険エリアとして空と地底が加わり、探索すればするほどやりたい事が増えていくというまさしく「オープンワールド」を味わえる作品です。
滑空しながら沢山ある浮島を探索する「空」の冒険が楽しいのはもちろん、個人的に「地底」の探索もとても楽しいと感じました。
地底エリアには高低差があるのに加えて、至る所に瘴気エリア(踏むと最大HPが削られてしまう)が広がっているため、足の踏み場にも気をつけねばなりません。その上最初は真っ暗なので、迷子スキルの高い私はいつの間にか逆方向に進んでいたり、周囲を明るくするためのアイテムがすぐに底をついてしまったりして地底の探索は難しいと感じていました。しかし地底の各地には遠くから見ても少し明るい「破魔の根」が存在し、そこに到達するとマップが解放されて周囲が明るくなる仕組みになっています。苦労しながら解放した「破魔の根」を足がかりとしてさらに奥深くへと進んでいるうちに、恐怖しかなかった暗闇を少しずつ明るくしていくのが面白くなり、マップ埋めの達成感も相俟って癖になるような探索の楽しさを味わうことができました。

地底の探索はドキドキがいっぱい
  • 攻略方法は一つではない!組み合わせは無限大!?進化した謎解き要素

オブジェクト同士をくっつけて、回転させたり運ぶことのできる「ウルトラハンド」をはじめとした新たな能力や、「ゾナウギア」と呼ばれる様々な装置を動かすため必要な「バッテリー」という概念が登場。「扇風機」や「タイヤ」「ロケット」など20種類を超える装置(ゾナウギア)はあらゆるオブジェクトに接着することができ、川を渡るための船はもちろん飛行機や自動車などなど、アイデアさえあれば無限ともいえる可能性であらゆる乗り物・オブジェクト作りを楽しめます。
こうしたクラフト要素が登場したことによりシリーズお馴染みの謎解きには十人十色の攻略法が生まれています。私の場合は頭が固いので、どうしても届かない所に移動するために、沢山オブジェクトをつなげて橋の様にして登るようにしていましたが、例えばロケットなど作り出してカッコよく登ることも出来ます。また、「ウルトラハンド」で作れるものは乗り物だけに収まらず、ロケットや火炎放射器と台車を組み合わせて使えば戦闘に役立つ兵器を作り出すことができ、強敵との戦いを有利に進めることも可能です。

後ろに見える線路を使うのが正解だろうが力技でクリアする事も可能
  • 魅力的なキャラクターたちが織り成す感動的なストーリー

ストーリーの没入感は完全に前作越えのクオリティでした。導入部分からして素晴らしく、前作からのつながりを感じつつも新たな冒険の始まりを感じるワクワクするような演出がクリア後になっても印象深いです。そしてストーリーが進むにつれて、ボイス付きのムービーで少しずつ物語の真相が明かされるのですが、とにかく演出が見事でした。キャラクターにマッチしたボイスはもちろん、表情の一つ一つまで丁寧に作られていると感じました。思わず見入ってしまうこと間違いなしです!(ムービーは何度も見返せるので、お気に入りのシーンは何度も再生して楽しんでいますw)
本作で描かれるリンクとゼルダの物語をぜひ実際にプレイして体験して欲しいのであまり触れませんが、本作から新しく登場するキャラクターが魅力的でどんどん物語に引き込まれていきます。一切の違和感を感じない前作と今作の物語の繋がり方にも脱帽で、「ブレスオブワイルド」を発売した時点で、本作までの展開を考えていたに違いないと感じるほど。本作をクリアした時には前作の感動を思い出しつつ、それ以上の感動を味わえると思います。

本作では描かれるリンクとゼルダのストーリーは必見

注意する点

  • 前作をクリアしてからプレイしたほうが良い
  • ギミックも含め謎解きの難易度はかなり上がったと感じる
  • 効率的に進めるタイプのゲームではない!探索を楽しめるかが重要
  • 前作(ブレスオブザワイルド)をクリアしてからプレイしたほうが良い

単体でも遊べなくはないと思う位にストーリーの完成度は高いと思いますが、明確に前作のブレスオブワイルドの続き(数年後の世界)の物語となっています。前作で登場したキャラクターたちが成長を確認できたり、様々な人物とリンクの関係性は知っていること前提で物語が進むので、本作のみをプレイした場合だと「前作で一緒に何かをやり遂げたみたいだけど…このキャラ誰だろう…?」という状態になってしまう事が考えられます。そして何といっても前作でゼルダとリンクの間にどういう事が起きたのかを知ったうえでプレイすることで、本作への感情移入や没入感が大きく変わると思います。そのためやはり前作のクリアは本作をプレイする上で必須と言えます。

前作から引き続き登場するキャラクターも多い
  • 謎解きの難易度はかなり上がったと感じる

本作の謎解き難易度は前作と比べてもかなり上がったと感じます(何なら、最初の祠で詰みかけましたw)。前述したウルトラハンドを駆使しながら空気抵抗や重量などの物理法則を踏まえて、謎解きに挑む必要があったりします。あっさり攻略できる謎解きもあれば、一度沼にはまってしまうと始めに思いついたアイデアから中々発想が変えられず、中々解決できない謎解きもありました。リンクのステータス強化用の祠の謎解きであればどうしても無理であれば一旦諦めることもできますが、ストーリーに関わる部分でも前作以上に謎解き要素がちりばめられているので目的地に到達する道のりですらマップ上は単純な道のりに見えていても前作以上に甘くありません…。しかし難易度が高いだけに、解決できた時には「さすがゼルダの伝説!」と言いたくなるようなスッキリとした気持ちよさがあります!そのため謎解きが好きな方にはぜひプレイして頂きたいです。

物理法則を考えながら・・・という謎解きも多い
  • 効率的に進めるタイプのゲームではない!探索を楽しめるかが重要

探索できるフィールドが広いうえ、明確にどこから進めるという事も決まっておらず自由度が高すぎるがゆえに、進め方が一本道のゲームに慣れていると「何でも出来るから、何をすればいいか分からない」状態になる可能性があります。そのため、早めに開放しておけばよかった機能を終盤になるまで気が付かず「こんな便利な機能使えたんだ…」という事が結構ありました(例えば、前作にもあったハートとがんばりゲージの変換機能など。)また、ストーリーに関わるムービーは時系列に見れなかったりするので、自由度の高さと引き換えにやや残念に感じる部分がありました。さらにストーリーの目的地が明確に示されないことも多く、NPCとの会話を分析して推理する必要があるので、攻略情報を一切見ずにプレイした事もあり、めちゃくちゃ回り道してしまうことがありました。また、目的地を探すための探索中に面白いサブクエストやミニゲームに出会って脱線してしまう…という事もありw、結局目的地に到着するまでリアルで数時間かかってしまうこともあったので、「探索やサブクエを楽しみながら目的を探そう」ぐらいの余裕を持ってプレイするほうが本作を楽しめると思います。

メインストーリーをやっていたつもりがミニゲームにハマっちゃうなんて事も

プレイ環境

Nintendo Switch

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 7,000円
※2023年6月1日時点

メインストーリーのクリア時間

約80時間(攻略情報を一切見ずに)

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

新たな能力の登場により、謎解きだけでなくバトルの戦略の幅も大きく広がっています。例えば、「スクラビルド」という能力を使うと、武器や盾に別のオブジェクトを取り付けて別の武器にすることができ、盾に火炎放射器を取り付けて攻防一体の装備に変えたり、槍にロケットを取り付けて火力を爆上げすることが可能。プレイヤーの創意工夫を生かせるバトルが面白いです。さらに地上だけでなく空・地底まで広がったフィールドの探索が楽しく、いつまででも冒険し続けられるような魅力があります。僻地でNPCを見かけて話しかけると新たなサブクエストが発生したりするのでやる事がなくならないw私の場合ストーリークリアまで約80時間でしたが、もっとたくさんの時間をかけてじっくりと遊び尽くすことのできるゲームだということは間違いないです!

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

探索エリアがめちゃくちゃ広大な大ボリュームのオープンワールドゲームとなっており、クリアした後も冒険できてない場所がいっぱい残っているレベル!今後はのんびり探索を楽しみたいと思います(コログの実を集めたり、マイホームをいじったりしたい!)。世界から注目される話題作ということもありそもそも期待値がめちゃ高かったのですが、その期待を上回るストーリーは最高で、この世界で冒険したことを私はきっとこの先何年経っても忘れないと思います。個人的に本作のBGM演出は、神がかっていると感じました。ファンタジーな世界観が好きな方、謎解きが好きな方、そして深く練り込まれたストーリーが好きな方にオススメのゲームです。

公式サイト

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

9

グラフィック

8.0/10

自由度

8.5/10

ボリューム

9.5/10

ストーリー

9.5/10

オリジナリティ

9.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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