目次
ゲーム概要
「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」は2022年11月9日に発売されたPS4、PS5向けのオープンワールド型アクションRPGです。主な特徴として、北欧神話の世界を表現する美麗グラフィック、広大な世界の探索要素、ラグナロクに立ち向かう親子の絆を描くストーリーが挙げられます。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
操作確認
オプションボタン→設定→「操作方法を確認」で確認できます。
ボタンレイアウト変更
オプションボタン→設定→「コントローラーのボタン配置」で変更できます。
ポイント
- 自分好みのキーコンフィグの設定が可能です。
- プリセットも用意されています。
- カメラ感度などを微調整する事も可能です。
ゲーム難易度の変更方法
オプションボタン→設定→ゲームプレイで難易度を「STORY(初心者向け)」「Grace」「Balance」「No Mercy」「God of War」の5段階から選択できます。
ポイント
- いつでも難易度が変更可能です。
序盤攻略のヒント
ゲーム設定を調整して快適に遊ぶ(オプション→設定→ゲームプレイ)
- アイテム自動収集ON
HP回復やレイジが貯まるアイテムを激しい戦闘中に拾うのは難しいので、あらかじめ「全て」にしておくと良い。 - パズル照準アシスト&ナビゲーションアシストのON
ギミック解決の対象オブジェクトや移動先に自然に視線が向かったりするので、不必要に迷わなくなりゲームのテンポが良くなるので「オン」にしておくと良い。
各種強化は小まめに
各ミッションがボスラッシュなどで長期化する傾向にあるので、武器防具の強化はできる時には積極的に行おう。
サブクエスト(託されし想い)の進め方
- 「青いアイコン」が表示されている場所に移動し、NPCに「△ボタン」で話しかけます。
- 画面に「託されし想い、〇〇〇〇、開始」と表示されたらサブクエストの受注が完了します。
- タッチパッドボタン(左半分)を押して、目的タブの「託されし想い」項目の中から依頼内容を確認します。
- 目的地で依頼を達成します。
- 目標を達成すると画面に「託されし想い、〇〇〇〇、達成」と表示され、自動的にクエストが完了し、報酬がもらえます。
ファストトラベルの方法
- メインストーリーを進めると自動的にファストトラベル機能が解放される。※ゲーム開始後2時間程度
- 「狭間の門」に近づくとファストトラベルポイントが追加される。
- 「狭間の門」を◯ボタンで起動する。
- 移動したいエリアを×ボタンで選択する。※拠点に戻る場合は□ボタン
- 移動したい「狭間の門」にカーソルを合わせて、×ボタン長押しで移動先を決定する。
- 「狭間の門」内部をしばらく歩く(会話の区切りがつくまで)と門が現れるので、◯ボタンを押す。
- ファストトラベルが完了する。
会話のスキップ方法
サブクエストなど特定の場面では、×ボタンを押すと会話を飛ばせます。
全体マップ紹介 ※一部のみ
レビュー
オススメする点
- キャラクターの表情など演出が素晴らしい
- やり込み要素がたっぷり用意されている
- 細部までの作り込みを感じる
- キャラクターの表情など演出が素晴らしい
前作から数年後の世界を描いた本作では、肉体だけでなく精神的にも大きくなったアトレウスとクレイトスの親子の絆と成長が中心に描かれていきます。大切に思い合うがゆえに時に嘘をついたり、すれ違ったり、秘密を抱え合いながらぶつかりあうドラマチックな展開にゲームのやめ時を失い、一気にクリアまで進めてしまいました。本作ではアトレウスを中心に操作するパートが効果的に挟まれるのですが、それにより親子のお互いを思う気持ちをさらに深く知ることにつながり、もどかしくも応援したくなるような続きが気になる展開の連続でした。そういった感情表現は作り込まれたキャラクターの表情からだけでも十分に伝わってきますが、声優さんの演技やキャラクターのモーションにも非のつけようがなく、継続して深い没入体験が可能でした。夢と現実が入れ替わるシーンなどの演出は本当に夢に落ちる瞬間のように感じ、切れ目を一切感じない素晴らしい演出だと感じました。
- やり込み要素がたっぷり用意されている
本作にはしっかり作り込まれたサブクエストが多数用意されています。メインストーリーがひと段落ついた時などにごく自然に発生し誘導されるので、まるでメインストーリーの様に遊ぶことができます。また、工芸品収集や特殊ギミックを解決することで開けられるノルンの宝箱の回収などのコレクション要素なども存在します。加えてストーリークリア後も多数のミッションが用意されているので、少なくとも50時間以上は遊べるボリュームがあります。
- 細部までの作り込みを感じる
周辺を歩いているNPCの行動1つ1つが丁寧に作り込まれておりまるで生きているかのように感じます。特に素晴らしいのは仲間同士の掛け合いで、よくある数パターンの会話のランダム発生みたいな単純な会話ではなく、都度進捗に合わせた内容を喋っており思わず最後まで聞いてしまうほどでした。そのキャラは今現在どんな風に感じているかだったり意外な事実を知る事も出来たりと、プレイヤー全員が全て聞いているわけでもない部分にまでこだわっており、細部までの作り込みと作品への愛を感じます。また、遠くに見える景色や机の上に置かれているオブジェクト、各種家具や装飾品などもまるで神話の世界に入り込んでしまったかと思えるぐらいの作り込みっぷりで素晴らしいです。岩肌、草木一本に至るまで一切の妥協がないと感じました。
注意する点
- プレイするにあたって、前作のクリアはほぼ必須条件
- バトル、およびバトルシステムの難易度が高い
- 進む方向やパズル要素に対するの誘導が分かりにくい
- プレイするにあたって、前作のクリアはほぼ必須条件
前回までのあらすじ的なものはあるのですが、内容を事細かに教えてくれるものではなく、ある程度覚えている人が見ることで記憶を整理できる感じのムービー形式になっています。そのため前作のことをすっかり忘れているときついかも知れません…(ゲーム進めながら思い出してはいけますが、前作の終わり方ぐらいは予習しておいた方が良いと思います)。登場キャラクターに関しても、「オーディン」「テュール」「バルドル」「フレイヤ」「トール」などなど多数登場しますが本作内での詳しい人物説明などは無いため思い出せないままだと物語への没入感ががくっと減ってしまいます。クレイトスが最後に見た予言なども重要になってくるので、プレイ前に少し前作の情報を調べておくと本作の物語をしっかり楽しめると感じました。
- バトル、およびバトルシステムの難易度が高い
各ミッションは長く、油断すれば雑魚敵にすら倒されてしまう事も多かったです。またボス戦が連戦になることもあるのでバトルの長期化に備える必要があり、特にボス戦は相手の行動パターンや安全地帯を見極めて回避やパリィをうまく使いながらのヒットアンドアウェイ戦法が基本なのでバトルのやりごたえはたっぷりでした。もしもバトルに自信がなければ難易度を下げて遊ぶ方がストレスが少ないと思います。私は難易度Balanceでクリアしましたが、どのボス戦でも初見で倒せることは稀で何度もリトライしながら何とか進めていきました。
また本作はスキルを取ることで戦略の幅は広がっていくのですが、習得スキルが増えれば増えるほどボタン操作が複雑になり、使いこなせない技や出すつもりがないのに発動する技があったり、武器を複数持ち替えて戦っていると連続でボタン操作を間違えて、その隙にやられるなんて事もありました(使いたく無いスキルの発動を無効化することは出来ます)。そのため、せっかく取得したは良いものの結局使っている技は数種のみという状態でクリアしました。さらにスキルの振り直しが出来ないので、後になって「やっぱりこっちの技ををとればよかった…」という事も発生するので、もう少しシンプルなスキル体系でも良かったのではと感じました。
- 進む方向やパズル要素の誘導が分かりにくい
初期設定ではパズル要素や目標地点へのナビゲーション機能がオフになっているので、どこに進めば良いのか分からず無駄に時間を使ってしまいストレスを感じる場面がありました(ちょっとしたズレで進めなかっただけで、蓋を開けてみれば方向は合っていたりすることもありもどかしい思いをすることも…)。パズルの内容自体は仲間がちょうど良い感じにヒントを教えてくれたりするので、さほど苦労することなく進めることができました。そのためプレイする際には必要に応じて各種ナビゲーション機能をオンにすることをお勧めします。
プレイ環境
PlayStation5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 7,000円
※2022年11月19日時点
メインストーリーのクリア時間
約28時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
高い評価を得た前作から正統進化を遂げており、アトレウスの操作パートも加わりクレイトスの感情だけでなくアトレウスがどんな風に感じているかも深く知ることができます。お互いを大事にするからこそ生じるすれ違いなどもうまく描かれており親子の絆に対して感情移入しやすくゲーム体験がより良いものになりました。ただし本作のプレイ前には必ず前作をプレイしてクリアしておいたほうが良いです。没入感に大きな差ができてしまいます。
妻コメント
圧倒的な映像美で描かれる壮大なストーリーはまさしく神話と呼ぶに相応しい出来に仕上がっていると思います。アクションシーンもスピーディで豪快な動きが多く自分自身が実際にプレイする際はもちろん、誰かがプレイしているのを見ているだけでも楽しめる映画のような作品だと感じました。ただし確定キルで雑魚敵を倒すと、敵の首を飛ばすようなかなり強烈な流血&グロ表現があります。クレイトスの強さを示すシーンですが苦手な人にはきついかもしれないので、少し注意が必要です。