目次
【ゲーム概要】
『ニーアレプリカント ver1.22』は、2021年4月22日にPS4用ソフトが発売されたアクションRPG。主人公は、不治の病「黒文病」にかかってしまった妹・ヨナを救うため、白の書とともに「封印されし言葉」を探す旅に出る。本作は2010年4月に発売された『ニーアレプリカント』のバージョンアップ作品であり、イベントのフルボイス化や画質の向上、エンディングの追加、エピソードの追加、バトルシステム(ロックオン機能・オートバトル機能)の追加などがおこなわれている。
【オープンワールドゲームプレイ動画】
【基本操作】
「OPTIONボタン」→「オプション」→「ボタンコンフィグ」→「初期設定」でコントローラーの操作方法を確認できます。
MEMO
- 「ボタンコンフィグ」→「カスタマイズ」からボタン割り当てを自由に変更できます。
- 「オプション」→「カメラ」からカメラ感度やカメラとの距離を微調整できます。
- 「オプション」→「ゲーム」→「敵HPゲージ表示」をONに変えると遊びやすくなる。
【ゲーム難易度の変更方法】
「ゲームタイトル」→「Setting」→「難易度」でゲームの難易度を変更できます。
MEMO
- EASY/NORMAL/HARDの3段階から選択できる。
- EASYの場合は更に、ストーリーに集中できるオートバトルを設定できる。
【サブクエストの進め方】
- 吹き出しが表示されているNPCに話しかける。
- 依頼内容を確認して、クエストを受注する。
- 「OPTIONボタン」→「白の書」→「クエスト」で対象のクエストを選択すると依頼内容と進捗具合を確認できる。
- 4.依頼を達成すると報酬がもらえる。
【イノシシに乗って移動する方法】
- 少年期に石の神殿を探索した後、ニーアの村の道具屋付近にいる村人からクエスト「イノシシ狩り」を受注する。
- 依頼内容を確認して、クエストを受注する。
- 北平原に出る村人を襲うイノシシを討伐する。
- 依頼主に報告する。
- イノシシの操作方法を確認する。
- 北平原などでイノシシに近づいて×ボタンで乗る。※イノシシに乗れるエリアで「OPTIONボタン」→「命令」→「獣」→「呼ぶ」でも可能
【船で移動する(ファストトラベル)方法】
- 青年期にカイネを解放し、ポポルと話した後に船が使える様になる。
- ニーアの村の船着き場まで移動し、船頭に話しかける。
- 地図が表示されるので、移動したい場所を選択する。
MEMO
- どこでもワープできるようなファストトラベル機能は無い。
- 船が使えるまで約10時間掛かった。
【ムービースキップ方法】
ムービー中にOPTIONボタンを押すとスキップできます。
【主なフィールドマップ紹介】
- 北平原
- 砂漠
【レビュー】
オススメする点
- アクション性の高いバトル
- 徐々に真相の明かされていくストーリー
- どんどん引き込まれる世界観
- アクション性の高いバトル
NORMALモードではボスが強すぎないこともあり、魔法を使いながら巨大な敵を倒していくのは爽快感がありました。物語を進めると装備できる武器種が増え、アクション性も増します。また戦闘時の操作感が良く、例えば「黒の弾」と呼ばれる魔法をL1ボタンで打ちっぱなしのまま剣で攻撃していたとしても、回避やガードにもしっかり対応できるなど、初期のボタン配置がよく考えられていると感じました。回避で敵の背後に回り込んだり、パリィから連撃を食らわせるなど見ていてかっこいい攻撃モーションがあるのもバトルを盛り上げてくれます。加えてチェックポイントがしっかり設定されているので、万が一やり直しになってもほぼ直前の状態から復旧できるところが良かったです。難易度EASYにはオート戦闘モードが用意されており、戦闘が苦手という方でもストーリーだけに集中出来ます。
- 徐々に真相の明かされていくストーリー
色んなキャラクターの視点から描かれるストーリーが非常に興味深く、全てのエンディングを見るために夢中になって周回プレイしました。「まだ分からないことがある」だったり、「もっとみんなが幸せになれる終わり方はないのかなあ」といった考えが周回プレイをする動機になりました。周回を繰り返す中で、少しずつ見れなかったシーンなどが追加され、少しずつ謎が明かされていきます。2周目以降は同じ主人公を操作しているにも関わらずボス戦中に「本当のこの戦いは正しいのか?」と疑問や迷いを抱きながら倒すことになり、イベント中も一周目とは違った感情が生まれてきたりと、非常に深みのあるゲームだと感じました。
- どんどん引き込まれる世界観
豪華声優陣によるイベントフルボイスが素晴らしく、また、場面転換やシリアスなシーンや緊張感の高まるシーンなどに音楽が消えたりとBGMがその後の出来事を予感させる見事な役割を果たしていました。最高にマッチしたサウンドが聞けるので世界観にどんどん引き込まれました。登場するキャラクターも見た目は華奢で可愛いのに感情が高まると暴言を吐いて放送規制音が鳴るキャラや、壮絶すぎる経験をしているにも関わず自分よりも他人を思いやる心をもったキャラなど、他のゲームにあまりないような突き抜けた設定が魅力的で、キャラクターを好きなれたので感情移入できました。
注意する点
- 探索できるエリアが少なく、オープンワールド感は低い
- 移動がストレス
- 物語に入り込むには、設定資料を読み込んだり、長い小説のような文章を読む必要がある
- 探索できるエリアが少なく、オープンワールド感は低い
素材を拾って探索できるフィールドが平原、砂漠、ロボット山位しかなく、オープンワールド感は低いです。また、マルチエンディングではありますが、最終戦に至る過程で細かく分岐するわけではないので自由度も低いと感じました。そしてサブクエストの数はそこそこあり、世界観の理解に繋がるものの素材集めや討伐などのお使い系クエストばかりで、しかも素材を集めたからといって武器の改造くらいしかできず(そもそも防具や回復薬などのクラフト要素がなく)全体的に作業感があると感じました。
- 移動がストレス
周回前提のゲームなのに、周回時もワープ的な機能が無く、同じ場所を行ったり来たり何度もする必要があり、流石に4周目の時にはストレスを感じました。ファストトラベルも無く、船でエリア間を移動できるだけです。ダンジョンなどのスポットに直接移動することはできません。イノシシに乗れば高速で移動ができますが移動できるエリアは限られており、高速移動時に壁にぶつかると吹っ飛んでしまうなど操作に慣れが必要でした。(周回時は基本的に早く移動したいため、ローリング(回避)移動をずっとしていました。※早くなっているかはわからないが早くなっている気がするので・・・)移動時に仲間キャラが不自然にジャンプしたりするのも気になりました。ほかにもセーブポイントでしかセーブできない、細切れのロードが入るなど、リメイク版とは言え最新ゲームとしては気になる部分がありました。
- 物語に入り込むには、設定資料を読み込んだり、長い小説のような文章を読む必要がある
関連作品の知識がなかったり、一周目をプレイしただけではほぼ分からない内容です。それを補完するような役割を果たすのがノベルゲームのような演出だと思うのですが、そこそこ文章量が多いので注意が必要です。内容について深く理解しようとすればするほど、関連作品(ニーアオートマタやドラッグオンドラグーンシリーズなど)のストーリー内容を合わせて理解する必要がでてきます。このゲームをプレイしただけではこの世界で起こっている問題を全て把握するのが難しいです。
プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 7,000円
※2021年4月29日時点
メインストーリーのクリアタイム
約34時間(1週目は約15時間)
※リメイクで追加されたEエンディングまで
【夫婦コメント&評価】
夫コメント
最近はあまり同じゲームを周回してプレイすることが無かったのですが(購入前から周回推奨のゲームだと知っていましたが、周回するつもりはありませんでした)、ですがプレイしてみるとキャラクターがとても魅力的で、最初のエンディングを見た時に「ほかの(終わり方の)可能性があるのなら見てみたい」と思いました。そして、そのままほぼ寝る事なく四周プレイしました。周回する中で、ムービーに少し変化があったり、その時の別の視点が描かれており、同じ場面でも周回を繰り返すことで色んな感情が芽生えてきて、この世界にかなり没入していると自分自身感じました。ストーリーと世界観がとても良かったです。その一方で、最新のゲームとは思えないほど細かく入るローディングや、周回プレイ時でもファストトラベルのような機能はなく行ったり来たりする必要があるなど、スムーズなゲームプレイを阻害するシステムのせいで、四周目くらいになってくるとかなりのストレスでした。また、戦闘も爽快感はあるもののNORMALモードでは緊張感がほぼなく、周回すればするほどボス戦にすら作業感がでてくるのが惜しいと感じました。ただ、本作で追加された『Eエンド』は見る価値は絶対にあると思います。
妻コメント
一周目をクリアしただけではモヤモヤが残るので周回しました。Eエンドまでプレイして良かったなと思います。(ただEエンドに辿り着くまでがちょっと大変でした…。)キャラクターグラフィックがとても綺麗で、戦闘アクションもかっこよかったです。「鬱ゲー」と表現されることが多い本シリーズですが、大切な人を守ろうとするキャラクターたちの姿はいつも勇敢で、とても儚く、だからこそ美しいです。終わりのない夢のような「終末のその後」を描いた世界観が好きな方におすすめしたいです。