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スターオーシャン6

ゲーム概要

「スターオーシャン6」は2022年10月27日に発売されたPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、Steam向けのオープンワールド型アクションRPGです。主な特徴として、二人の主人公どちらか選んだ方の視点で物語を楽しめるダブルヒーローシステム、空間を縦横無尽に飛び回るスピーディな移動システム、そうした移動アクションを利用した立体的でスピーディなバトルなどが挙げられます。

あらすじ

物語の舞台は巨大組織「銀河連邦」が宇宙の覇権を握る時代。本作の主人公の一人・輸送艦イーダス艦長レイモンドは、正体不明の貨物輸送任務のさなか、突然銀河連邦に所属する戦艦に襲撃され、見知らぬ星に不時着してしまう。乗組員たちとはぐれてしまいさらには惑星の原生生物に襲われるレイモンドだったが、間一髪のところでもう一人の主人公・オーシディアス王国王女レティシアに救出される。レティシアは、隣接する帝国に脅かされる自国を救うための旅路の途中だったが、レイモンドの有する未知の技術力に高い関心を持ち、束の間の協力関係を結ぶことになる。巨大な力に立ち向かう二人が出会い、歴史は新たな幕を開ける。

オープンワールドゲームプレイ動画

基本操作

オプションボタンでメニューを開く→システム→操作ガイドで確認できます。

  • メニュー操作
  • フィールド操作
  • バトル操作

ポイント

  • 自分好みのキーコンフィグの設定が可能です。
  • プリセットも3種類用意されています。
  • それ以外にもカメラ感度を微調整する事も可能です。

ゲーム難易度の変更方法

オプションボタンでメニューを開く→SYSTEM→ゲームでゲーム難易度を「EARTH(イージー)」「GALAXY(ノーマル)」「UNIVERSE(ハード)」の3段階からいつでも変更できます。※特定条件で「CHAOS(ベリーハード)」が解放されます。

ポイント

  • いつでも難易度が変更可能です。

序盤攻略のヒント

ウェルチのクエストは優先的に

スターオーシャンと言えばアイテムクリエーション!調合を利用すれば序盤から「リザレクションボトル( HP70%で戦闘不能回復)」や「ミックスベリィ(状態城回復+HP30%回復)」を安価に制作することが可能です。

各種強化は小まめに

スキルツリーだけでなく、バトルスキルやパッシブスキルも強化可能です。使いたい技は必ずリンクコンボに設定し、お気に入りの技は積極的に強化しましょう。なお、コンピュータ操作のキャラクターに関しても覚えた技はリンクコンボに設定しないとバトル中に使ってくれない様なので注意してください。

お店は定期的にチェックしよう

装備を1段階強くするだけで、攻略が一気に楽になる事もあります。ダンジョンに突入する前など「しっかり準備を整えてから話しかけてね」と言われ場合はショップに商品が追加されている可能性が高いので要チェックです!

サブクエストの進め方

  • 「R2ボタン」を押してでエリアマップ開き、「黄色アイコン」まで移動します。
  • 「!マーク」が表示されたNPCと会話します。
  • 依頼内容を確認し、目的地に移動します。
  • 目的地で依頼を達成します。
  • 依頼主に目標達成の報告をする。

ファストトラベルの方法

  • 「ディベルの街」でメインストーリーを進めるとファストトラベル機能が解放される。※ゲーム開始後2時間程度
  • 「R2ボタン」を押すと現在地の「マップ」が表示されます。
  • さらに「R2ボタン」を押すと、ワールドマップが表示されます。
  • 移動したい、場所を「×ボタン」で選択します。
  • 会話イベントがスキップされる事を了承した上で「ファストトラベルする」を選択すると、移動が完了します。

ムービーのスキップ方法

ムービー中に「×ボタン」を押すと、画面右下に「スキップ」が表示されます。更に、「×ボタン」を長押しするとスキップ可能です。

全体マップ紹介

ワールドマップ

レビュー

オススメする点

  • スピード感のあるバトルが面白い
  • シリーズファンを喜ばせる要素がある
  • シンプルにテンポよく遊べる
  • スピード感のあるバトルが面白い

本作のバトルはローディング無しでシームレスに始まるので雑魚戦は逃げてしまえば簡単にやり過ごすこともでき、バトルにストレスを感じることは少ないと思います。また、ゲーム開始30分ほどで取得できる「VA」と呼ばれる能力を使うとバトル中にシールドを展開しながら高速で移動し、敵の背面を取ることができます。背面を取る等の行動でプレイヤーを見失った敵は「ブラインドサイド」という状態になり、行動不能になったり被ダメージが増加するので、位置取りを気に留めながらコンボをつなげていくことでスピーディかつ爽快感のあるバトルを楽しめました。加えて本作は技の種類や操作できるキャラクター数が多く、バトル中に操作キャラの変更も可能なので、様々な戦い方ができると思います。例えば近接キャラで「VA」を使い敵の被ダメージが上がった状態で遠距離魔法が打てるキャラに変更して追撃したり、回復や蘇生が必要な場面ではヒーラー操作に変えて素早く戦局を立て直すこともできます。

VAシステムを使ったバトルはスピード感MAX!
  • シリーズファンを喜ばせる要素がある

本作の舞台はスターオーシャン5の約50年後の世界です。未開惑星を探索できたり、宇宙船に乗って惑星間を移動できるなどスターオーシャンシリーズの醍醐味を味わえるのはもちろん、過去のSOシリーズで度々登場した未開惑星保護条約違反でお馴染みの銀河連邦の有名一族が登場します。また、すべてのナンバリングタイトルに登場する女性キャラクター「ウェルチ」もシンボルアイテムである大きな指差し棒を持って登場します。担当声優も半場友恵さんのままで、ナンバリングタイトルを全てプレイしている私は「おぉ!!」となりました。本作でもウェルチは冒険を楽しく便利にしてくれるアイテムクリエイションとして「調合」「細工」「鍛治」「機械」「錬金」「執筆」「合成」を教えてくれます。

シリーズファンならわかるどこかで見たことのあるランドマーク
  • シンプルにテンポよく遊べる

ゲームクリアまで特に迷うことなくテンポよく進めることができました。次の目的地を忘れてしまっても主人公が「次は〇〇に行くんだったな!」と目的地を定期的に教えてくれたり、ダンジョンなど危険が迫っている時には「準備万端にしてね!」と教えてくれます。また、ダンジョンにあるギミックも比較的単純な仕組みなので詰まる事なくサクサク遊べました。移動に関しても高速で空中を移動できる「VA」やファストラベルポイントの数が多いこともあってストレスを感じませんでした。また、武器やアイテムを買う店が一つに集約されているので変に探す必要もありませんでした。さらに本作は基本的にどこでもセーブ可能で、失敗しても直前からやり直せるゲームシステムとなっており、加えてシステムイベントムービーも多すぎないので終始テンポよく遊べました。

ダンジョンなど危険が迫っている時には「準備万端にしてね!」と教えてくれる

注意する点

  • ボリューム不足だと感じる
  • 細部へのこだわりを感じられない
  • キャラ強化システムがややこしい
  • ボリューム不足だと感じる

クリア後に解放される裏ボス撃破までを含めて、クリア時間は27時間程度とボリュームに物足りなさをを感じました(本編のクリアだけなら24時間程度でした)。サブクエストも複数あるのですが、お使い系ばかりなことも残念です。また、せっかくバトルシステムがスピーディで面白いのに肝心の敵の種類は少なく、ボスも含めてデザインの使い回しが目立ちます。後半になると「この種類の敵はこう倒せば良い」というパターン化が進んでしまい、次第にバトルから緊張感がなくなっていきました。さらにクリア後の解放を期待していた「強くてニューゲーム」モードが本作にはありません。そのため二人の主人公が選べるダブルヒーローシステムがセールスポイントとして大きく取り上げられているものの、もう一人の視点からプレイしたい場合完全に新規でゲームを始める必要がある点には注意が必要です。その上、たとえ主人公の視点が変わっても「このイベント中にレティシア(レイモンド)側はこう思っていたんだ」というような発見はあるものの、ゲームプレイにさほど大きな違いはなく、わざわざ2周するほどのものでは無かったことが非常に残念でした。

主人公が二人いるのが売りのようだが・・・
  • 細部へのこだわりを感じられない

まずはじめに感じたのはキャラクターの表情の硬さ(視線がどこを向いているのか分からない)です。喜んでいるシーンや緊迫感のあるシーンでも魂が抜けたような感じの人形じみた表情に終始違和感を覚えました。また、着ている服や髪が不自然に揺れたりする場面も散見し、モデリングの甘さが見受けられます。さらに、イベントムービー中に背景で無表情で棒立ちになっているキャラクター達を見るとさらに違和感が大きくなりました。ただ直立したキャラを配置するのではなく、せめて腕組みしたり、腰に手を当てるなどの動きが欲しかったです。その上ムービー中にキャラクターが取るアクションのパターンが少なく、手を横に振る「否定のポーズ」と前方を指差す「前進のポーズ」ばかりが目立ち、数パターンしかないモーションで無理やりイベントシーンをやりくりしている感じがありました。それもあって最後までどのキャラにも深く感情移入できず、ストーリーへの没入感が高まりませんでした。

緊迫した場面で、どこを見ているかわからない背後のキャラクターたち
  • キャラ強化システムがややこしい

レベルアップの際などに入手できるSPを使ってキャラクターを強化していくシステムとなっており、私はレベル110以上(最高レベルは255)まで上げたのですが圧倒的にSPが足りない印象でした。というのも、HPなどの基礎ステータスや新しい技を取得できるスキルパネルだけではなく、各種バトルスキルの強化、パッシブスキルの強化、さらには「アイテムクリエイションのレベル上げにまでSPを使うので様々な要素のレベルを上げようとすると終始SP不足に悩まされる事になると思います。特に本作のSPポイントの振り直しができないという仕様がSPのやりくりをさらに厳しくしています。また色々な技を覚えることは可能ですが説明文と技のムービーだけではどの技が強いか分かりにくい事もあって序盤に最高レベルまで初期技を強化してしまった私は後から習得可能になる強そうな技を横目に最後まで最初に覚えた技でプレイすることになりました・・・。そのため色んな能力を取得して試したいゲーム序盤から中盤においてもスキルポイントの使い道は慎重に選ぶ必要があり、せっかくのバトルの多様性を活かしきれていない印象を受けました。

複雑なのに振り直しができないスキルツリー

プレイ環境

PlayStation5

プレイに掛かった費用

[ソフト代] 7,200円
※2022年11月8日時点

メインストーリーのクリア時間

約27時間 ※隠しボス含む(本編は24時間程度)

夫婦コメント&評価

夫コメント

夫「ぴろき」
  • ★★★★★
    ★★★★★

スターオーシャンシリーズのファンとしては、もっと惑星間を宇宙船に乗って冒険したかったというのが素直な感想です。過去最大規模のオープンフィールドというキャッチコピーに期待していましたが、クリアまでの時間はわずか24時間とやや物足りなさを感じます。テンポよく遊べる一方で「もっと深掘りして欲しい!」と感じる場面も多々ありました。また、「強くてニューゲーム」機能や「やりこみ要素」があれば、別主人公で2周目も楽しめたかなぁと思います。

妻コメント

妻「こはく」
  • ★★★★★
    ★★★★★

高速移動しながらバトル・探索がシームレスに行えるところが良かったです。また敵の背面を取ったり、急接近して突撃しするなど本作の特徴でもある高速移動アクションを生かしたスピーディなバトルが面白いです。さらにキャラクターごとに能力や攻撃手段などが異なるので、敵との相性を考えつつたとえば近接でぼこぼこにしたり、もしくは遠距離キャラと近接キャラで交互に攻撃したりと多彩でテクニカルに戦えるところも良かったです。ただムービーシーン中、背景と同化している仲間キャラクターたちの表情や立ちポーズが人形っぽくて虚無感があるところが残念でした(お話に集中できなくなるくらい悪目立ちしているように思います・・・)。

公式サイト

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スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE

6.4

グラフィック

7.0/10

自由度

6.0/10

ボリューム

6.0/10

ストーリー

6.5/10

オリジナリティ

6.5/10
  • この記事を書いた人

オープンワールド研究部

このブログではオープンワールドのゲームをジャンル別に紹介&レビューしています。記事を書いているのは、三度の飯よりゲーム好きなゲーマー夫婦です笑!二人で協力できるゲームを紹介するブログ『協力ゲーム通信』の方も宜しくお願い致します!

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