目次
ゲーム概要
「FORSPOKEN」は、2023年1月24日に発売されたアクションRPGです。主な特徴として、幻想的な世界「アーシア」を舞台とするオープンワールドのマップ、多彩な魔法を用いてのバトル、自由自在に移動可能な魔法パルクール要素が挙げられます。
あらすじ
物語の舞台となるのは幻想的な美しさを持ちながらも恐ろしいクリーチャーたちが闊歩する異世界「アーシア」。ニューヨークに住む物語の主人公フレイ・ホーランドある日謎のブレスレットを発見したことをきっかけに、異世界へと飛ばされてしまう。異世界で目覚めた魔法の力を駆使しながら、故郷に戻るためのフレイの旅が始まる。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
ボタン割り当てを変更したい場合はOPTIONボタン→SETTING→「ワイヤレスコントローラー設定」で変更可能できます。
ゲーム難易度の変更方法
OPTIONボタン→SETTING→「ゲームバランス」で「EASY」「NORMAL」「HARD」の3段階から選択できます。
ポイント
- 難易度の変更はいつでも可能です。
- 魔法の切り替え方法を「ポーズ」にすれば、焦らず戦闘ができます。
序盤攻略のヒント
マナの溜まり場を積極的に探そう
魔法習得に必要なマナを獲得できるので、見つけたら積極的に回収していきます!
カフスキャンを活用しよう
敵の特性を把握したり、宝箱の位置などを見つけられるので小まめにスキャンをしましょう。
封印迷宮は積極的に攻略しよう
強力な装備品を貰えるので、初期装備を強化する前に挑戦したいです。
サブクエストの進め方
- タッチパッドボタンを長押してマップを開き、?アイコンを探します。
- ?アイコンの場所にいるNPCに△ボタンで話しかけます。
- ミッションを受注します。
- クエストを完了すると報酬が貰えます。
ファストトラベルの方法
- タッチパッドボタンを長押して、マップを開きます。
- 左スティックを押し込んで(L3ボタン)、ファストトラベル地点のリストを表示します。
- 移動先を選んで、「はい」を選択します。
- ファストトラベルが完了します。
ムービーのスキップ方法
ムービー中にOptionボタンを押してメニューを開き「SKIP」を選択します。
会話イベントは◯ボタンを連打すると早送りできます。
全体マップ紹介
レビュー
オススメする点
- 人間味のある主人公と紡ぐ、没入感が高いストーリー
- 現代×中世ファンタジーといったオリジナリティの高い世界観
- 癖になる移動アクション「魔法×パルクール」
- 人間味のある主人公と紡ぐ、没入感が高いストーリー
ニューヨークで孤児として育った主人公は、窃盗を繰り返すなど決して幸せな状況ではありません。そんな主人公が偶然見つけた不思議な腕輪をきっかけに、異世界(アーシア)に飛ばされることになります。それまで目立った才能もなくギリギリの生活を送っていた主人公ですが、異世界では不思議な力を手に入れ、そしてある少女と出会うことで次第に物語の渦の中心へと導かれていきます。「誰かを助ける」なんて、ニューヨークにいた頃は考えたこともなかった主人公。時には口悪く敵を罵ったり、物事が上手く行かない時は嘆いたりと人間味に溢れる姿が描かれています。そんな主人公が冒険の中で次第に成長し、世界を救う英雄になっていく物語がテンポ良く進んでいきます。没入感が高く、やめどころがなくクリアまで一気にプレイしてしまうほどでした。
- 現代×中世ファンタジーといったオリジナリティの高い世界観
主人公が現代のニューヨークから飛ばされた先は、中世を思わせる崩れた建造物が広大な大地に点在するアーシア。アーシアには平原や赤土の大地など特徴的な4つのエリアがあります。しかし、各エリアは瘴気によって毒され、ゾンビ化してしまった人間や異形の生物、さらにはドラゴンなどの大型生物も生息しています。平和だったアーシアの各地を統治していた4人のタンタ(人々から尊敬されるリーダー)が突如正気を失い、人々を苦しめ始めた為、人々は唯一の町「シパール」に追いやられています。また、随時追加されるアーカイブには様々な細かい世界観などが記載されており、物語を進めながらチェックすればこの世界のかつての姿を想像しながらより物語に没入できるのではと思います。
- 癖になるアクション「魔法×パルクール」
かっこいいパルクールアクションに魔法の要素を加えることで高速でかっこよく移動できる本作はオープンワールドゲームにおける長距離移動に快適さだけでなく、「楽しさ」を与えてくれるゲームだと感じました。特にゲーム中盤以降で使えるようになる「繋留」や「水面滑走」を魔法パルクールと組み合わせればあっという間に崖上まで移動できたりと、ファストトラベルを使わなくてもいいのではと思うほどに移動が快適で楽しいです。加えてバトルにおけるパルクールアクションもカッコ良く、空中を舞いながら相手の攻撃を避け敵の背面をとっての魔法攻撃にはクセになる面白さがありました。大量の敵を相手にすることも少なくありませんが、あえて大量の敵を引きつけてパルクールで素早く移動しながら範囲魔法を打つことで爽快感を味わえました!
注意する点
- ストーリー部分にボリューム不足を感じる
- グラフィックや演出は今ひとつに感じる
- 自由度が低く、オープンワールド感はあまり無い
- ストーリー部分にボリューム不足を感じる
サブクエストやインスタントダンジョン(迷宮)もそこそここなした上でメインストーリーを進めましたがクリアに要した時間は16時間程度で、圧倒的にボリューム不足だと感じました。また、ストーリー中盤からエンディングにかけての物語の謎が解明されていく場面が簡易な演出だけで済まされています。そのため、衝撃の真相が連続で明らかになっていく展開を目まぐるしく、そして味気なく感じました。オープニングから異世界アーシアにたどり着くまでの導入やストーリー前半の作り込みは良かっただけに、何だか途中で息切れしてしまったような印象を受けました。正直、ストーリーの核心に触れていく過程はもっと丁寧に描いて欲しかったです。また、私はノーマル難易度で進めましたが、敵の攻撃がパターン化されている事もありバトルで苦戦することがありませんでした。折角レベル上げしたり素材を集めて多彩な魔法を使えるようになったり装備を強化しても、それを試せるような強敵が居ない事が残念です。そのせいでかっこいい魔法×パルクールの戦闘システムを活かしきれていない感じがありました。
- グラフィックや演出は今ひとつに感じる
グラフィックに関しては遠景がとても綺麗だと感じました。ただ細かい部分では最新のPS5のオープンワールドゲームという洗練された感じはなく、感動する様なレベルではないと思います。また、相棒のカフと会話中に急に移動できなくなったり、移動中のカフとの会話のバリエーションが少なすぎて同じ話を何度も聞くことになってしまうなど細かい演出に違和感がありました。また、世界観や人物像などの補完をアーカイブで行なっているのですが文章量が多く、設定の表現方法をアーカイブに頼りすぎているのでは?と感じます。
- 自由度が低く、オープンワールド感はあまり無い
崩壊直前の世界ということもあって、アーシアには街が1つしかありません。また、世界が瘴気に毒されているので街の外でまともな生命体と出会うこともありません。その為、サブクエストの数・種類共に少なく「ちょっとしたお使い」「各地で絶景の写真を撮る」「NPCとダンスを踊る(音ゲーのような感じ)」くらいしかありません。インスタントダンジョン(迷宮)でボス討伐に挑んだり、パズルを解いて開けられる宝箱やパルクールを使ったタイムアタックの様なコンテンツはあるものの、釣りをしたりのんびり探索を楽しめる様なオープンワールドゲームではない事が残念でした。また、ストーリーに関してもチャプター制で進む一本道で設計されており、オープンワールドゲームの自由度の高さを求めて本作をプレイすると期待はずれに感じてしまうと思います。
プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 7,000円
※2023年2月9日時点
メインストーリーのクリア時間
約16時間
夫婦コメント&評価
夫コメント
盤の演出とストーリー展開が素晴らしく、一気にゲームに惹き込まれました。ですが中盤以降、特に物語の謎が解明されていく場面はかなりの簡易演出で一気に説明が進んでいき、そこまでの出来が素晴らしいだけに拍子抜けしてしまいました。とはいえ魔法パルクールでのスピーディかつ移動自由度の高いバトルは面白く、人間味のある主人公が成長していく姿はとても魅力的に描かれています。駆け足でラストを迎えている事は否定できないものの、そこに至るまでに十分に感情移入でき、没入感の味わえるアクションRPGだと感じました。ストーリー性を重視する方にオススメしたいです。
妻コメント
魔法とパルクールが組み合わさったオリジナリティの高い移動システムが面白いです。魔法の種類も多く、遠距離や近距離、範囲魔法など多彩な戦い方ができました!ただ敵の種類が多くなく、その上敵の行動パターンが決まっているので歯ごたえがほぼなく、手に汗握るような緊張感のある戦闘は体験できませんでした。また、街が一つしかない事やサブクエスト数が少ないせいでフィールドを探索する機会がほぼなく、折角のパルクール要素を活かしきれていないのが非常に勿体無く感じました。ストーリー内容はとても良くフレイの事も大好きになれたので、もっとストーリーにボリュームがあればよかったと思います!