目次
ゲーム概要
「ワンピース オデッセイ」は2023年1月12日に発売されたPS4、PS5、Xbox X|S、Steam向けのRPGです。主な特徴として、"麦わらの一味"の個性を生かした探索要素、状況に応じてエリアを移動しながら攻撃するコマンドバトル、かつての冒険を新たな視点から体験できるドラマチックなシナリオが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台は謎の島「ワフルド」。海賊王になるために大海原をゆく麦わらの一味だったが、航海の途中で大嵐に巻き込まれ、謎の島「ワフルド」に流れ着く。仲間たちとはぐれてしまい、船は大破…。そんな中、謎の男と少女との出会いによって新たな冒険が幕を開ける。
オープンワールドゲームプレイ動画
基本操作
OPTIONボタン→設定→「ヘルプ」で基本操作は確認できます。

ポイント
- PlayStation版では、細かいキーコンフィグ設定などはできません。
ゲーム難易度の変更方法
難易度の設定項目はありません。
序盤攻略のヒント
三すくみについて理解する
下記画像のようにパワー系はスピード系に強いが、一方でテクニック系には弱いなど三すくみの相性関係が戦闘において重要です。

戦闘エリアについて理解する
戦闘にはエリアの概念があり、自分の前に敵がいるのか居ないのかをまずは確認しましょう。その上で、三すくみの相性関係を考えてどのエリアの敵を攻撃するのかを決めましょう。

技の射程を理解する
遠距離スキルは自分のエリアに敵がいる場合でも、他のエリアに攻撃が可能です。三すくみの相性関係を踏まえて、どの技を使うかを決めましょう。

サンジの料理で戦闘を有利に進める
サンジはキャンプや酒場で料理を作る事ができます。ワニバナナ・コムギ・イチザトウを使って作れる「バナナワニパイ」は本ゲームにおいて貴重な戦闘不能を回復できるアイテムです。それ以外にも、攻撃力をあげたり全員のHPやTPを回復できる料理があるので、積極的に料理を作りましょう。

サブクエストの進め方
- タッチパッドボタンでマップを開き、サブクエストアイコンの場所を確認します。
- 依頼者に話しかけます。
- サブクエストを受注します。
- OPTIONボタン→エピソード→サブストーリーで目的地などを確認します。
- 依頼内容を達成します。
- 依頼主に報告します。
- サブクエストをクリアすると報酬がもらえます。
ファストトラベルの方法
ファストトラベル解放まで約10時間かかります。※メインストーリー進行中はファストトラベルを制限される事が多いです。
- タッチパッドボタンを押してマップを開きます。
- □ボタンを押して、移動したいエリアを十字キーで選択します。
- ファストトラベルが完了しました。
ムービーや会話のスキップ方法
ムービー中に□ボタンを押した後、□ボタンを長押しするとスキップできます。
全体マップ紹介
タッチパッドボタンを押すと、現在地のマップが表示されます。

レビュー
オススメする点
- ワンピースらしいストーリー展開が楽しめる
- 丁寧に作り込まれたアラバスタ王国などを冒険できる
- 三すくみ・エリア移動などオリジナリティの高いバトルが楽しい
- ワンピースらしいストーリー展開が楽しめる
航海の途中、大嵐に飲み込まれ麦わらの一味が流れ着いたのは着いた謎の島「ワフルド」。そこで謎の少女と謎の男と出会うことで幕を開けるオリジナルストーリーを楽しめます。海賊が嫌いな謎の少女はルフィ達に素っ気なく対応しますが、ルフィ達の絆の強さや熱い想い、そして優しさに触れ、徐々に変化していきます。それと同時に原作とうまく絡めながら徐々に物語の謎が明かされ、続きが気になりすぎて一気にプレイしてしまうこと間違いなしです!

- 丁寧に作り込まれたアラバスタ王国などを冒険できる
全体的にグラフィックの質が高く細部まで丁寧に作り込まれていると感じました。例えば、酒場に吊るしてある肉や大皿に乗った料理、果物などとても美味しそうです。他にも、看板や草花、街に砂埃が舞っている様子など空気感の再現度が高いです。さらに建物の作りこみが素晴らしく、街を隅々まで見て回るだけでも楽しめました。他にも、例えばエースと再会した港町ナノハナのメシ屋「スパイスビーン」に入れたり、ヒッコシクラブに乗って移動できたりと原作ファンなら思い出を振り返ることのできる楽しいスポットなどもあります。原作の名シーンに思いを馳せながらルフィたちの大冒険を追体験できると思います。なお、名シーンのムービーは後から再度見ることも可能です。

- 三すくみ・エリア移動・技の射程などオリジナリティの高いバトルが楽しい
三すくみの相性(パワー・スピード・テクニック)をベースに、火炎・雷・凍結という三つの属性があり、敵の特性に応じて有効な技を考えながら繰り出して戦っていくシステムが面白いと感じました。それに加えて、戦闘エリアと技の射程(近距離・遠距離)という概念があり、仲間のエリアの敵に対して遠距離攻撃を打って援護するのか、はたまた目の前の敵を確実に倒すのかなど戦局に応じて戦略を練りながらのバトルはオリジナリティが高く面白いと感じました。また、技の演出がかっこよく思わず見入ってしまうほどで、技の種類も多いため(複数キャラでの連携技もあります)技の演出を全部見るだけでも原作ファンなら楽しめると思います!

注意する点
- 漫画やアニメを観た上でのプレイの方が楽しめる
- ゲームが簡単過ぎる(難易度選択ができない)
- ボリューム不足を感じる
- 漫画やアニメを観た上でのプレイの方が楽しめる
ワンピースにおける名シーンを名台詞とともに振り返ることができるのですが、全てを体験できるわけではありません(分かりやすいナレーションが用意されているので、全くわからないということはないと思います)。かいつまんで美味しいところだけを体験できるゲームとなっているので、もしアニメや漫画を追っている途中だったり、まだ未視聴の部分にゲームがさしかかってくると急に登場するキャラや置かれている状況を理解できないままアニメのオチを知ってしまうことになります。ゲームプレイとしてもアニメなどの視聴に際しても勿体無い楽しみ方になってしまうのではないかと感じました。ゲームで体験できる部分に関しては事前に原作を理解しておくことを強くお勧めします。

- ゲームが簡単過ぎる(難易度選択ができない)
ゲームクリアまで特にレベル上げもしませんでしたが、一切苦戦する事なくサクサクとクリアまで進める事ができました。戦闘システムを理解してしまえば、苦戦する戦闘はないと思います。更にオートバトルと倍速機能を活用すればできればストレスを感じずプレイできました。また、メインストーリーの目的地がほぼネタバレのように詳しくマップ上に表示されるので、迷子スキルが高い私でも特に迷わずプレイできました。加えて、ダンジョンに用意されているパズル要素も単純で、悩んで時間がかかるようなこともありませんでした。そのため本作に対して、やりごたえのあるバトルや謎解きを求めて購入すると肩透かしを食らう可能性があります。せめて難易度選択ができればと感じました。

- ボリューム不足を感じる
メインストーリーのクリア時間は30時間強と、一般的なRPGと比較するとやや物足りなさを感じるボリュームでした(追加シナリオが有料DLCで用意されています)。また、メインストーリーは一本道で、特に後半においてはダンジョンやボスの使い回しがあったりと残念に感じる部分がありました。「ONE PIECE」の冒険を体験できる「RPG」をコンセプトにリリースされたゲームとしては、ちょっとした高低差なども飛び越えられない不便な探索システムなど含め、全体的に自由度の低さが気になりました。加えて、サブクエストも30弱程度しかないのも寂しいと感じました。料理などの素材として収集できる素材やコレクションアイテム数も少なく、さほどやりこみ要素もないので、長時間遊べるゲームではないと感じました。

プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 8,778円
※2023年1月27日時点
メインストーリーのクリア時間
約32時間
夫婦コメント&評価
夫コメント

コマンド形式のバトルなのでじっくり考えながら進めていくことができアクションゲームが苦手なワンピースファンの方にお勧めしたい作品です。細かな部分の演出にもこだわりを感じ、たとえばルフィとチョッパーでは先頭になった時の足音が違うなど端々から原作愛を感じました。ボリュームが少なめなのが勿体無く感じましたが、美麗グラフィックで描かれた麦わらの一味のかっこいいバトルモーションはファン必見です!体験版が配信中なので試しにプレイしてみるのもアリだと思います。(2023年1月27日時点)
妻コメント

グラフィックの質がとても高く、フィールドや街の作り込みも素晴らしいです。ストーリー内容も、どんどん心を開いていくリムちゃんの様子など非常に丁寧に描かれており、個人的にとても好きです!ただ、ワンピースのドレスローザ編までを視聴または読破してからのプレイを強くお勧めします。原作を知っている上でプレイした方が何倍も楽しめるゲームだと思います。