目次
【ゲーム概要】
『Halo Infinite』は、2021年12月8日に発売された一人称視点のオープンワールド型シューティングゲームです。おもな特徴として、壮大な世界観を持つ濃厚なストーリーや、やり応えのある硬派なシューティングバトル、美麗グラフィックで描かれるオープンフィールドなどが挙げられます。
あらすじ
物語の舞台となるのはゼータヘイローと呼ばれる巨大な環状構造体。太古の昔に築かれたこの構造体には、銀河中の生命体を滅ぼす恐るべき力が秘められている。そして今、人類と敵対する戦闘集団・バニッシュトが、この構造体を起動することを目論んでいる。プレイヤーは地球軍の特殊部隊に属す主人公・マスターチーフとなってゼータヘイローに乗り込み、銀河最大の脅威を排除するため戦いに身を投じていく。
【オープンワールドゲームプレイ動画】
【基本操作】
- メニューボタン→設定→コントロールで確認できます。
MEMO
- 左利き用など、いくつかのボタン配置パターンが用意されています。
- カスタムを選ぶと自由なボタン配置が設定できます。
【ゲーム難易度の変更方法】
ゲームの難易度ははじめてゲームを遊ぶ際のみ設定可能です。※途中変更不可
【スパルタンコアの集め方】
- 戦術マップ上に表示されている「スパルタンのコア」アイコンを探します。
- 現地に向かい、箱を開けるとスパルタンコアを入手できます。
- ビューボタンを押して、「アップグレード」からキャラ強化ができます。
MEMO
- どんどん敵が強くなるので小まめにアップグレードしないとストーリーを進めるのもキツくなりました。
【各種拠点解放の進め方】
- ビューボタンを押して戦術マップを開き、解放したい拠点を選択します。
- 現地に移動して、敵を殲滅します。
- 拠点にある端末の前でXボタンを長押ししてアクセスします。
- 拠点が解放されます。
拠点が解放されると、車両を呼び出せたり武器を変えたりできるようになります。
【ファストトラベルの方法】
- メインミッション「トレモニアス前哨地」までクリアします。
- ビューボタンを押して戦術マップを開き、移動したいポイントにカーソルを合わせます。
- Xボタンを押すとファストトラベル確認画面が表示されるので「OK」を選択します。
拠点などを敵から解放すると、ファストトラベル地点が追加されます。
【ムービーのスキップ方法】
ムービー中にAボタンを押すとスキップボタンが現れるので、そこでYボタンを押すとムービースキップが出来ます。
【全体マップ紹介】
【レビュー】
オススメする点
- 圧倒的に美しいグラフィックが没入感を高めてくれる
- ストレスをあまり感じずプレイできる
- 緊張感のあるボス戦が面白い!
- 圧倒的に美しいグラフィックが没入感を高めてくれる
ゲーム冒頭は宇宙空間や宇宙船内といった無機質なフィールドでのバトルのみでオープンワールド感はありませんが、ストーリーを2時間程度進めると大自然の中に未来的な建造物が点在する不思議な惑星を探索出来るようになります。草木や空、水面などの質感は細部まで作り込まれており、高所からの眺めは思わず写真を撮りたくなるぐらい美しいです。また存在する人工物のデザインはどれも洗練されており、「今よりもずっと遠い未来の時代に未知の惑星を冒険している」という感じを存分に味わわせてくれました。
- ストレスをあまり感じずプレイできる
グラップルを利用して崖などの高所を駆け上がることができ、車などの乗り物を使わなくても比較的高速に移動が可能です。それに加えてファストトラベルポイントがこまめに設置されているので、移動に関してストレスを感じることはあまりありませんでした。また、ミッションの途中で失敗してしまってもこまめに復帰ポイントが設定されているため(時間経過でボス戦の途中でも自動的にセーブされる仕様)、予想外の攻撃や大量の敵の出現といった初見殺し的な展開でミッションに失敗してしまっても心折れることなく、ローディングも早いため気軽に再トライすることができました。一方この手のゲームにありがちな複雑なスキルツリーなどはなく、必要最低限に絞り込まれたスキルを順番に取るだけのシンプルな仕組みも、スキル取得後のイメージがしやすく分かりやすくて良かったです。
- 緊張感のあるボス戦が面白い!
ボス戦では敵の攻撃パターンや使用してくる武器を見て弱点を見切る必要があります。その上で、周辺環境を利用してどのように戦うかを考えたり、相性の良いスキルを使う必要があったりと、かなり戦略性の高い戦闘が楽しめました。例えば透明化する敵の場合は、いつの間にか背後を取られて瞬殺される事があるため、敵の透明化を解除せずに適当に銃を撃ちまくったりボタン連打で殴るだけでは勝つことは難しく、ヒットアンドアウェイを基本とした緊張感のあるバトルを楽しめました。
注意する点
- 過去作をプレイしていないとストーリー内容の把握が難しい
- コンテンツのバリエーションが少ないため、徐々に作業感が強くなる
- キャラクターのカスタマイズ&強化要素が少ない
- 過去作をプレイしていないとストーリー内容の把握が難しい
過去作の知識がないと、ゲーム開始後すぐに専門用語攻めに合うのでとっつきにくさを感じると思います。また、人類の置かれている状況をあらかじめ理解していなければ「何のために主人公は戦っているのか?」と言う重要な事さえ分からず、結果として感情移入が難しくなってきます。そのため本作単体で楽しむにはやや難があると感じました。とはいえ本作のストーリー自体の出来は良く、各キャラクターが個性と魅力を持っている所も良かったので、これまでのあらすじの様な本作に至るしっかりした導入がオープニングムービーなどに有ればもう少しストーリーへの感情移入がしやすくなると思います。なお、日本語字幕と日本語ボイスが一致しないことが多々あったり、間の取り方がおかしい部分もあったりと、ローカライズがもう一歩足りていないと感じる部分がありました。
- コンテンツのバリエーションが少ないため、徐々に作業感が強くなる
メインストーリーに関連するようなサブクエストはなく、敵の拠点を攻略したり、フィールドに落ちているアイテムを収集するようなサブクエストばかりなのでやりがいを感じられませんでした。さらに登場する雑魚敵のタイプも数えるほどしかなく、同じような敵とばかり戦うことになるので戦闘がパターン化してしまう傾向にありました(グラップルで近づいてスタン→近接攻撃で一掃の様な感じ)。最初の頃は徐々に敵戦力を削って拠点を落としていく緊張感がありましたが、次第にパワーに任せたプレイングになって行き、作業感が強くなりました。またメインストーリーにおいても、バトルフィールドの雰囲気がだいたい同じ(特に宇宙船内部などの場合)で敵の配置も大きく変わることがないため徐々に作業感が出てきて、後半になればなるほどボスとのバトルだけが楽しみになり、そこに至るまでの雑魚敵との戦闘は出来るだけ無視したり強行突破して進めるような形になっていきました。
- キャラクターのカスタマイズ&強化要素が少ない
レベルという概念がないので、雑魚敵を倒して経験値を得たり何かのスキルを取って強くなったことを実感するといった事はできませんでした。本作の強化要素はフィールド上などに散らばった「スパルタンコア」というアイテムを集めることで、あらかじめ定められたいくつかのスキルの中から好きなものを習得していく仕組みになっており、スキルの取り方の順番は自由ですが種類自体は多くなく、またスキル構成によって個性が出るというようなこともほぼ無く、そう言った意味で主人公に個性を持たせるのが難しく、プレイヤーの分身としての愛着を持つのは少し難しいと思いました。また武器の種類も多くなく、ボスが落とす凶悪なハンマーなど面白い武器は多少あるものの、ゲーム開始当初からエンディングを迎えるまでほぼ同じ武器を使うことになる所も残念でした。武器を強化・改造して威力を上げたりといった要素もないので、代わり映えがなく味気なさを感じました。
プレイ環境
Xbox Series X
プレイに掛かった費用
[ソフト代] Xbox Game Pass対応
※2022年1月23日時点
メインストーリーのクリアタイム
約20時間
【夫婦コメント&評価】
夫コメント
フィールドなどの作り込みが素晴らしくグラフィックが美麗で魅力的なのですが、メインストーリー以外のコンテンツは敵を倒したりアイテムを拾うだけといったものばかりで作業感が強く、「クリア後にやり込みをしよう」という気になれないところが勿体なかったです。登場人物や世界観について深堀りするような内容のコンテンツがあればもっと良かったのかなと思います。なおストーリーは過去作のあらすじなどを予め軽く調べておいた方がより楽しめるかもしれません(専門用語が冒頭からばんばん出てくるので、知らないままだと置いてけぼりになってしまいます…)。
妻コメント
慣れないうちは雑魚敵にすら手間取ってしまい、一番下っ端らしき相手に倒された時には「思ってたより弱かった!」と煽られました(※本作は主人公が倒されると敵から罵倒される仕様になっています)。ムービーシーンの主人公は、はちゃめちゃに格好良いのですが、私が操作し始めた途端に敵に背を向けて戦場を逃げ回ったり、エイムがガバガバすぎて戦場にある全ての武器が弾薬切れになるなど、てんやわんやの大騒ぎになる事がけっこうありました笑。そうは言ってもやり応えのあるシューティングバトルが面白く、特にボスに勝てたときは「やったー!」と声に出るほどの達成感があります。なお、過去作の内容を知っている前提で物語が進むため、本作をプレイしただけではストーリーの全容を理解するのが難しい点に注意が必要です。