目次
【ゲーム概要】
『イモータルズ フィニクス ライジング』とは、2020年12月3日に発売されたオープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム。物語の舞台はギリシャ神話がベースの壮大なる神々の世界。プレイヤーは翼を持つ主人公・フィニクスとなって、神々を呪いから救うための冒険に出発することになる。本作には剣・弓・翼など神々の力を駆使して戦う強力なボスとの戦闘に加え、頭脳と戦略を駆使して解き明かさねばならない巨大な迷宮などさまざまな試練がプレイヤーを待ち受けており、"アクション"と、"アイディア"が求められる決して一筋縄では行かないゲーム性が特徴的である。立ちはだかる神話の怪物、そして最凶の巨人であるテュポンを打ち倒し、自分だけの伝説を刻もう。
【オープンワールドゲームプレイ動画】
【基本操作】
「OPTIONボタン」→「オプション」→「操作方法」でコントローラーの操作方法を確認できます。
MEMO
- ボタン配置を自由に変更したり、カメラ感度を細かく調整できます。
【ゲーム難易度の変更方法】
「OPTIONボタン」→「オプション」→「ゲームプレイ」でゲームの難易度を変更できます。
※適用するにはゲームの再起動が必要です。
MEMO
- 難易度には「イージー」よりも易しい「ストーリー」モードが用意されています。
- ゲームクリア後は高難度の「ナイトメア」モードがアンロックされます。
【パズル難易度の変更方法】
「OPTIONボタン」→「オプション」→「ゲームプレイ」でゲームの難易度を変更できます。
※画面をスクロールすると項目が表示されます。
【神話チャレンジの進め方】
1.R3ボタンを長押しして、千里眼を使って神話チャレンジの場所を見つける。
2.各神話チャレンジの場所に移動する。
大きな竪琴(小さな竪琴)
- 大きな竪琴の周囲などにある小さな竪琴を千里眼などを使って見つける。
- 小さな竪琴を引いて、音(弦の鳴る順番)を覚える。
- 大きな竪琴の場所に戻り、覚えた通りに弦を鳴らす。
星座
- 星座の形、完成に必要なオーブの個数を把握する。
- 周囲にある謎解きを解決し、オーブを獲得する。※青い亡霊がオーブの場所まで誘導してくれる場合もある
- オーブを星座の形に従ってはめ込む。
- 全てのオーブをはめ込み、星座を完成させる。
スピード
- スタート地点にあるボタンを踏むと時間のカウントが始まる。
- 道しるべ(青きのこなど)に従って、コースを進む。
- 制限時間内にゴール地点(光の柱が出ている)に移動する。
オデュッセウス
- スタート地点にあるボタンを踏むと最初の輪に火がつく。
- アポロンの矢で、周囲にある全ての輪を通して火をつける。
- 最終地点にある焚き火に火をつける。
フレスコ画
- フレスコ画の近くの謎解きを解決し、最後のピースの封印をとく。
- ピースを押して順番を入れ替える。
- フレスコ画を完成させる。
MEMO
- オデュッセウスチャレンジは初期設定では一回で全ての輪を通る必要がありますが、難易度を変更すれば何回かに分けて挑戦可能です。
- 星座チャレンジは謎解き要素が多く、時間がかかる傾向にあります。
【ファストトラベルの方法】
- タッチパッドボタンを長押ししてマップを開き、各エリアにある神の像の頂上付近にあるビューポイントを確認する。
- △ボタンを押して、周囲を見渡して周辺マップを解放する。※マップ上の雲がなくなる
- ファストトラベルしたい地点にカーソルを合わせる。
- □ボタンを長押ししてファストトラベルする。
MEMO
- 主要スポットに近付いて発見することでファストトラベル可能地点になります。
- 迷宮は一度突入すればファストトラベル可能地点になります。
- アイコンが重なってファストトラベルしにくい場合は、L3ボタンを押すとアイコンの入れ替え表示ができます。
【ムービースキップの方法】
ムービー中に×ボタンを押し、更に×ボタンを長押しする事でムービーをスキップできる場合があります。
【全体マップ紹介】※一部分
【レビュー】
オススメする点
- 主人公(フィニクス)が魅力的
- 謎解きとアクションのバランスが良い
- 戦略的かつ爽快感のあるバトル
- 主人公(フィニクス)が魅力的
最初は武器すら持たせてもらえず、強いお兄さんに憧れるだけの盾持ち兵だったフィニクスが、神々と出会い、神々を封印から助ける過程で力と自信をつけていく成長をみていてとても感情移入しました!頼みごとをされると断れない性格で、正義感も強いフィニクスが、落ち込んだ神々を励ましたりするような優しい人柄がわかるシーンがとても印象的でした。ストーリーは神話がベースになっていて、ゼウスとプロメテウスがコミカルな会話でところどころ茶々をいれたりしながら、主人公の壮大な冒険を見守り、盛り上げてくれます(フルボイスなので会話の内容が把握しやすいところもよかったです!)。フィニクスを好きになれたから、苦手な謎解きコンテンツも時間がかかってもなんとか頑張ってやりきることができました・・・!
- 謎解きとアクションのバランスが良い
迷宮の各謎解きは3段階の難易度構造になっている事が多いです。大抵の場合、チュートリアル→応用問題→今までに使ったギミックと合わせた総合問題という構造になっており、段階を経るごとに発想の柔軟性が求められるように感じました(今まで習ったことを柔軟に組み合わせることができるか試される)。更にそこにアクション性が合わさってくるので、頭では解決法が閃いていてもたとえば二段ジャンプからの滑空などのアクションが上手くいかないとクリアできない事が多々あります。特に迷宮内の壁はよじ登れない事もあり度々落下死してしまいます…泣。ですが、悩み抜いた末に解決策がひらめき、それが実際にできたときには「やったー!」と声を出したくなるくらいの達成感がありました!難しすぎず簡単すぎない絶妙なバランスの謎解きに加えて、アクション性まで求められる歯ごたえと達成感のあるゲームです。
- 戦略的かつ爽快感のあるバトル
真正面から戦うだけでは10回以上挑んでも倒せなかったボスに、特定のスキルを覚えてから挑むとあっさり勝ててしまう事もあります(たとえば、盾を全方向に構えている敵に対して、空中からホーミング弾で攻撃できるスキルを使うなど)。特にボス戦では相手の行動パターンを注意深く観察し、それに応じてスキルを使い分ける戦略性を求められます。また、敵にはスタンゲージがありジャスト回避して敵の行動をスローモーションにした後に、斧などのスタンゲージがたまりやすい攻撃を打ち込み、スタンさせてからラッシュ攻撃やド派手なスキル技を撃ち込むなど雑魚敵との乱戦時などは爽快感も味わえました!
注意する点
- 謎解き要素が多くサクサク進めるのが難しい
- 説明が少な目でとっつきにくい
- キャラカスタマイズの自由度は低め
- 謎解き要素が多くサクサク進めるのが難しい
謎解き要素が多めなので、少し足を止めてじっくり考える場面も出てくると思います。ギミック解決につながるアイデアが浮かぶまでの時間を含めるならば、ゲームのテンポはあまりよくないと感じました。(得意な人はそんなことなくサクサク進められるかもしれませんが…。) また、足場から落ちて即死からのリスタートが多々あります。なお、難易度変更から謎解き要素のヒントを表示させる事もできるのですが、よくあるしばらく時間が経ったら具体的な解決方法を提示してくれるようなシステムではなく、簡単な案内が出る程度なのでストーリーだけを追いたい人でも謎解きはほぼ自力でやる必要があり、特に謎解きが好きでない方はストレスを感じてしまうかもしれません。
- 説明が少な目でとっつきにくい
実際にプレイしながら覚えることが多い印象です。たとえば、回復用の秘薬の材料となる「ザクロ」の実は木になっており、弓で射たり、斧で木を叩いて実を落とすなどの取得方法がありますが、自分でこのやり方に気づくまで私の場合時間がかかりました…w。丁寧に手取り足取り説明してくれるタイプのゲームではないので、自分からチュートリアルを確認していかなければ、効率が悪いプレイになってしまうこともあります。実際我が家の場合、秘薬のアップグレードができることに気付かないままラスボス前まで進めてしまいました汗。また、どこのエリアから探索しても良い仕様となっている事もあり、いきなり広大な世界に放り出された感があります。素材をどの程度集めてキャラクターや装備を強化すれば良いのかが分からず、序盤で相当強化してしまいストーリーのボスが弱すぎる自体に見舞われてしまいました。。。
- キャラカスタマイズの自由度は低め
スキルの種類は簡単なボタン操作のわりに少なくはないのですが、強化のパターンはほぼ一本道です。そのためステルス特化キャラや脳筋火力キャラなどの個性付けはできず、プレイヤーごとに異なるキャラビルドが楽しめるわけではありませんでした。また、スキルの振り直し機能が見当たらず、一回試してみたいと思うスキルがあったとしてもリスクが高く(スキルポイント取得には神話チャレンジをこなす必要があり序盤ではかなり貴重)、そういった自由度も低いと感じました。見た目のカスタマイズは簡単に特に費用もかけずにできるのですがパターンは少なく(課金アイテムとしては髪型などは売っています)、そこまでキャラクリエイトにはこだわれない印象を受けました。
プレイ環境
PS5
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 6,500円
※2020年12月11日時点
メインストーリーのクリアタイム
約32時間
【PS4版との違い】
PlayStation5の3Dオーディオで、あらゆる方向から世界の音を体感できる。
コントローラーの「アダプティブトリガー」機能により、例えば弓を引いた時にR2ボタンが重くなりL2ボタンが振動するなどの演出がある。
【夫婦コメント&評価】
夫コメント
最初はフィニクスに対して、頼りない主人公を操作するんだなぁとぼんやり考えていたのですが、その優しさや神秘的な人を惹きつける言葉の言い回しなどにどんどん引き込まれていき、最後には大好きなキャラクターになっていました。ギリシャ神話はあまり詳しくなかったのですがその辺りの勉強にもなりました。謎解きは持ち前の頭の硬さもあり、2時間ぐらい足を止めて悩んでしまう場面もありましたがフィニクスが英雄になっていく成長過程にある試練だと思いなんとか頑張りましたw 戦闘に関してはジャスト回避でスローモション+ライフ回復などアクション性がある一方で、特定のスキルを使えば簡単に倒せてしまうボスがいるなど戦略性とのバランスが良いと感じました。ド派手な技(地面から大量の槍が出てくる『アレスの憤怒』が気に入っています)もあり爽快感を感じる場面も多々あり多面的に楽しめるバランスの良ゲームだと感じました。
妻コメント
個人的に気に入っているのが本作の探索要素で、千里眼を使ってフィールド上の宝箱の位置を特定したあとは 宝箱の場所まで赴き、ギミック(色々種類がある)を解決して宝箱を開けて、ようやく強化用素材や新しい装備、見た目装備を手に入れたときの なんとも言えない苦労が報われるかんじが楽しかったです(ギミック解決できた時には達成感と同時に清々しさすら感じます!)ただし、ギリシャ神話をベースにした世界観・ストーリーなので仕方ないとはいえ、ギリシャ神話について知っていないとちょっとストーリーの内容が分かりづらい(置いてきぼりになる)ところがある点には注意が必要です。謎解き要素がふんだんに盛り込まれたオープンワールド型ゲームなので、アクションだけじゃなく謎解きも好き!って方におすすめしたいです。