目次
【ゲーム概要】
『キングダムカム:デリバランス』とは、2019年7月18日に発売されたPS4用のオープンワールドRPG。15世紀初頭のボヘミア王国を舞台としており、当時の街並みや人々の生活様式などが史実に基づいて再現されている。本作は魔法やドラゴンなどのファンタジー要素を一切含まないためかなり『現実』に近いゲームであるという特徴を持つ。また他の特徴として、物語を進めていく上で挑む各クエストに決まった攻略法がなくプレイヤーが好きな方法でクリアすることができるという点が挙げられる。たとえば武力での解決・または話術による説得・暗殺・窃盗などプレイスタイルによってさまざま。プレイヤーは鍛冶屋の一人息子「ヘンリー」となり、歴史を変えるクエストに挑戦したり、自身の影響力を拡大することを目指していく。総じて、「ヘンリーとしてどう歩んでいくか」を全てプレイヤーに委ねた 自由度の高いゲームだと言える。
【オープンワールドゲームプレイ動画】
【サブクエスト(ミッション)受注方法】
マップ上の『クエスト開始NPC』の場所に移動して会話することで、サブクエストを受注することができます。
【ファストトラベルの方法】
- マップを開いてファストトラベル地点にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- ×ボタンを押すとファストトラベルが開始します。
MEMO
- ファストトラベル中に盗賊に絡まれたりすることがあるので油断はできません。
【ムービースキップの方法】
ムービー中に○ボタンを押すとムービースキップをするかどうか選択できる場合があります。
【全体マップ紹介】※未完成






【レビュー】
オススメする点
- とにかくリアル!
- 濃厚なストーリー体験
- 深い没入感とそれに伴う感情移入
「キングダムカム:デリバランス」というゲームにおいて恐らく製作陣が最も拘ったのではと感じるのが、この世界全体に漂う『リアルさ』です。主人公は当たり前のようにお腹を空かせるし、眠らないと気絶します。そして、それと同じように村人たちも生きてるのです。勝手に他人の家のベッドで寝ていると怒ってたたき起こされますし、小汚い恰好で女の子に話しかけると煙たがられます。たとえ、オープンワールドのゲームには必ず存在すると言ってもいいシステム、『ファストトラベル』中だとしても…盗賊に不意打ちで襲われたりします。ファストトラベル中すら油断できないなんて…メタ視点から見ても、最早筋金入りのリアルさと言えるでしょう。このように、このゲーム内での体験はどれも現実味を帯びていて、それを楽しいと感じるか、面倒だと感じるかは受け取り手によって異なると思います。しかしながら、ごく普通の、いたって取り柄の無い青年ヘンリーと共に戦乱の厳しい時代を生き抜き、そして成長していく体験は__プレイヤーに少しだけ、勇気を与えてくれる気がします。
注意する点
- FPSなので画面酔いする
- ×ボタンが決定ボタン
- アイテムが無いと好きなタイミングでセーブできない
視点は一人称視点(FPS)で固定されており、それがこのゲームの没入感を高めている一方で非常に画面酔いしやすくなっています。装備品によって視界が変わったりといった演出も存在し、プレイヤーはヘンリーという若者の人生を好きなように体験できるわけですが画面酔いしていては感情移入しづらくなってしまいます。画面酔いしやすい方は注意が必要だと思います。
また、洋ゲーによくある「×ボタンが決定ボタン」なゲームなのでよく押し間違えます。その上optionがシステムメニューのため、わたしはインベントリを開こうとしてoptionボタンを押す→慌てて閉じようとして×ボタン(決定ボタン)を押す→セーブしてゲームを終了しますか?と表示されて慌てて戻ろうとしてまたしても×ボタン(決定ボタン)を押す→ゲームを終了してしまう というコンボを発生させたことがあります。
またセーブについてなのですが任意のタイミングでセーブするにはアイテムが必要です。無印時代のバイオハザードか!?と驚いてしまいますが事実です。しかもインクリボンのように机回りに設置してあるといった救済措置も特になく、高価ですが店で購入するか自分で錬金し作成するなどの必要があり序盤は特に入手しづらいです。アイテムを利用しないセーブはクソ長い読み込み時間を要する上、一度スタート画面に戻ってしまうため、そのまま再開するためにはクソ長いロード時間を経る必要があります。なのでこのゲームをサクサク進めたりリセットを繰り返しながら確実にヘンリーを成長させていくといったプレイはほぼ不可能と考えた方が良いです。
ただ、そういった部分も含めて『やり直しがきかない』というリアルさを追求した良ゲーだと個人的に思っています!
プレイ環境
PS4
プレイに掛かった費用
[ソフト代] 3,500円
※2019年10月30日時点
【夫婦コメント&評価】
夫コメント

中世ヨーロッパが好きでチェコに一度行ってみたいと思っていたし、馬が好きなのでこのゲームはかなり好みでした!馬の背で揺られながら目的地に向かう間、周りの景色を見て「あぁ、こんな風なんだ」と思って楽しむことができます。しかしキツイのは決定ボタンが×ボタンという部分。押し間違いを結構してしまいます。。。それから画面酔い。本当にヘンリーの視点なので、かなり画面酔いはキツイ方だと思います。なりやすい方は本当に注意です!
ところでこのゲーム、実はかなりBGMが良いです。聞きながら馬で散策するのは癒しですよ!そしてすごいのはこのボリュームと自由度で日本語フルボイスなこと。会話の選択肢も多いし、没入感は半端じゃないです。些細な行動でもなんでも出来ちゃう自由度の高さなので、これを少し面倒だと感じる人もいるんじゃないかなと思うレベルです。やればやるほど面白みの出てくる良いゲームなのですが、個人的にロックピックだけは本当に無理です(笑)だいぶ練習したのですが・・・マジで難しいです!
妻コメント

戦闘が難しすぎる!!盗賊に襲われると大体2人対1人なのでキッツ―!って言いながらなんとか戦います。しかも弓で遠隔攻撃係&剣で近接攻撃係とか役割分担して襲ってくるしむかつく!!強い!!!あと、見た目汚いと誰かと喋るたびに文句言われるので水桶見かける度に身体洗ってます。なんか切ない・・・。それからヘンリーは最初文字も読めないんですが勉強して本が読めるようになったりするの見てるとなんか謎の感動を覚えます。人の家に馬糞投げつけるニートやったのに頑張ってるなこの子的な・・・。色んな技術を身に付けて生き抜こうとする平凡な青年・ヘンリ―を応援したくなる、そんなゲームです。プレイヤーはヘンリ―になりきって楽しみましょう!!